« 世界陸上 in Osaka | メイン | バーチャル歌手ソフト「初音ミク」が人気 »
2007年09月04日 13:22
Electro Soma / B12
中古屋やオークションでずっと探していたアルバム。
90年代初期のUKインテリジェンス・テクノを代表するユニットのファーストアルバム。正確には、MusicologyやRedcellなど、別名義でいろいろリリースした作品の寄せ集め的ベスト盤。
2005年頃に再発されていたらしいのですが、全然気づいてませんでした。そういえば、Black Dog Productionsの1st「Bytes」も同時期に再発されてました。調べたら、プラスチックおじさんのF.U.S.E.「Dimension Intrusion」も再発されてます。あの辺のWarpの作品が全部TVT経由で再発されてるってことなのかな?
音の方は、インテリジェンス・テクノとはいっても、後のIDMに繋がるようなアブストラクト・アンビエントなものというより、控えめなデトロイトテクノとでも例えるべきか、4つ打ちの曲も多く、フロアもそう遠くない。何より、いじいじ&ジメジメとした繊細なメロディがたまらない。
2ndの「Time Tourist」はここからさらに音楽性も深まって、入手もしやすいので、この辺好きなら必聴盤。その次に少し期間をあけて98年に出したEPではドラムンベースを導入、良くも悪くも誰もがそういうことを試みた時代でした。以降、沈黙を続けることに。
で、今年(2007年)に入って突如12インチをリリース&ライブ活動再開らしく、音も聴きましたが、今も昔もちゃんと時代の流れにそった「ピュアなテクノ」をやってるなー、という感じで、昔のB12とは違うイメージの音ですけど、B12という看板抜きに聴いたら嫌いじゃない音かも。今後の活動にも期待しときます。
Review : 2007年09月04日 13:22
ブックマーク
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL :
http://www.spotlight-jp.com/matsutake/mt/mt-tb.cgi/23