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2007年09月14日 18:32
Jerky Versions of the Dream / Howard Devoto
UKパンクを代表するバンド「The Buzzcocks」の初期メンバーにして、UKポストパンクの雄「Magazine」のリーダー、Howard Devotoのソロアルバムが待望の再発。
Magazineの全アルバムがめでたくリマスター再発ということで、それにあわせてこのアルバムも再発。
MagazineはUKの至宝ですな。Howard Devotoの容姿がちょっとアレなのが作用してか、どうも日本では人気無いようですが、元祖文系パンク、個人的にはこの時期のUKのバンドの中では一番好き。
本国で人気があったのかどうかとなると、そこもちょっとよくわからなくて、元PulpのJarvis Cockerが好んでライブでカバーするそうですが、 そもそもJarvis Cocker自体の人気が今ひとつよくわかりません。
↓デビューシングル「Shot By Both Sides」のTVライブ。なんと呼べばよいのかこの髪形。谷垣元財務大臣っぽい。
Howard Devotoの展開豊かな芝居じみた曲も最高ですけど、なんつってもJohn McGeochがそこに乗っける退廃的なギターがたまらない。後にSiouxsie & the Banshees、PiL(Public Image Ltd.)、Visageなど渡り歩いたティス・イズ・ポストパンクなギターサウンド。彼の関わったバンドの彼が参加している時期の作品はどれもまったくハズレが無い。Barry Adamsonのブヨブヨしたベースもイカす。
Howard Devotoのソロに話を戻すと、これはMagazine解散後のリリース。でも脇を固めるのはMagazineの面々。打ち込みや女性コーラスなど導入してポップになりました。Magazine+打ち込み、という自分にとって夢のような組み合わせなのですが、これはこれで好きですけど、Magazineにあったキリキリした雰囲気が薄いのが残念。
↓シングルカットされた「Rainy Season」のPV。途中唐突にスローモーションでジャンプキック。
Review : 2007年09月14日 18:32
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