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■ 驚くほど自然な歌声　バーチャル歌手ソフト「初音ミク」が人気 （やじうまWatch）

ヤマハが開発した音声合成エンジン「VOCALOID 2」に、声優の藤田咲さんの声を分析したデータを組み合わせて、ユーザーが入力した通りに歌ってくれるというソフトだ。合成された歌声は、わずかに機械臭さが残っているものの、表情の豊かなすばらしいクオリティのものだ。8月31日に発売された直後に注目を集め、販売店では売り切れが続出、今は一時的に入手が困難になっているようだ。Amazon.co.jpのソフトウェアベストセラーランキングを6日朝の時点で確認したところでは、なんと5位だ。

ソフトのエンジン部分はヤマハが開発、音声ライブラリは各社が独自に開発という形。「初音ミク」以前にもこの会社（クリプトン）は「MEIKO」というのを出してます。「MEIKO」のパッケージはアニメっぽいイラストですけど、「初音ミク」ほどの振り切り感は無し。さほど売れたという話も無し。競合メーカー（ZERO-G）の商品パッケージは、MIDI関連に有りがちな未来チックなＣＧ。

肝心の音の方は、エンジンがバージョンアップして、だいぶん人間らしくなってますね。

ソフトウェアとして進化したからといって、ソフトの売り上げが爆発的に増えるなんてことはなかなか無いこと。強固なコンセプトを立てることがいかに重要か、商売なんたるかの教科書のような出来事です。楽器屋に有りがちなプライドを捨て、ここまで思いっきれたクリプトンは偉い。儲かった金は他のソフトの値下げに向けてください。