2007年12月20日 17:23

プリンス研究本「戦略の貴公子」発売決定

研究本はだいぶん久しぶり。

■ 私生活も暴露!? プリンスの戦慄の書が登場(Listen Japan)

08年1月11日(金)P- Vine Booksから発売される『Prince: A Thief in the Temple(邦題:戦略の貴公子(仮))』と題された本書、巷に溢れるゴシップまがいのタレント本ではなく、ジャズ・ガイドの編纂やクラシックの作曲家の評伝など幅広い分野で知られる音楽研究の第一人者、ブライアン・モートンの執筆による本格的なプリンス本で、主に80年代の黄金期を中心に現在までの音楽活動、確信犯的にスキャンダルを振りまく戦略家としての姿、そして余り語られることのない私生活にまで言及されているまさに殿下の“戦慄の評伝”といえる画期的な一冊といえる。

戦慄じゃなくて戦略ですか。

原書「Prince: A Thief in the Temple」を米Amazonで検索すると、星二つ評価のガッカリレビュー1つのみが見つかりました。いわゆるアーティスト伝記本っぽい内容の予感。でも、本の内容どうこうよりも、こういう本の出版企画が通るくらいプリンスの国内での状況が改善している事がありがたい。どこかのプロモーターが日本に呼んでくれれば…。

プリンス大百科プリンス本は、マニアなら一家に一冊、Per Nilsen「プリンス大百科(Prince: A Documentary)」(ソニーマガジンズ 1991年刊)というのがあります。まさに「クロニクル(年代記)」、プリンスの誕生日から1990年まで「この日ここで何をした」ということが解説も程々に淡々と綴られただけの素晴らしい書籍ですが、現在は残念ながら絶版・入手困難。

2000年にはこの本のアップデート版「Days of Wild」が、2004年にはさらなるアップデート&「Turn It Up」との合体本「The Vault」が発刊されていて(→ 「The Vault」見本pdf)、こっちの翻訳をすすめてくれる会社がどこかに無いものかと期待しますが。

「The Vault」は、もう英語でもいいので買おうかとも思いましたが、送料込みで6000円という値段にビビって躊躇している間に売り切れてしまいました。

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News : 2007年12月20日 17:23

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