matsu & take

Global Communicationの一翼を担うMark Pritchardの新プロジェクト。Harmonic 33名義とややこしいですが、メンバーからDave Brinkworthという人が抜けてソロプロジェクトに移行した結果の改名ということらしい。

Mark Pritchardさん、最近は洗練されまくったダンスミュージックをTroubleman名義で展開していて「さすがプロの仕事」と感心するも、Reload時代やJedi Knights時代のサウンドに心酔する者の一人として、そのよく出来過ぎたハイセンスぶりに一抹の寂しさを感じてしまっていたのも事実。その点、この作品はかなりグッと来ました。

Harmonic 33は高品質なジャジーヒップホップやライブラリーミュージックをやっていましたが、今作はデトロイトヒップホップと呼んでよいのか、コズミックなシンセに薄らショートディレイがかかったヒップホップビートの組み合わせ。アートワークや曲名にもレトロなビデオゲームをテーマにした明確なコンセプトがあって、力が入っているのがわかります。

特設サイトでは簡単なゲームがあって、クリアすると未発表曲のMP3がダウンロードできるようになってます（タイトルは「Problem 7」）。