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2008年04月30日 22:28
Third - Portishead
ポーティスヘッド、10年ちょっとぶりのニューアルバム、聴いた!
聴いた! All Tomorrow's Partiesでの復活ライブをYouTubeで見た時の印象(→ Link)と全く変わらない感想で、Siouxsie And The Bansheesみたいな、ダークでサイケな最高に美しいロックアルバムでした。
MPCとかSPとかからだいぶ距離のあるサウンドで、スクラッチ音もアルバムとおして全く入ってません。打ち込みじゃないヒップホップビートも強引に勘定して1.2曲くらい。
こりゃかなり変化したなー、と思って久しぶりにあまり聴いてなかったセカンドを聴き直したら、基本的なところは全然変わってなくってちょっと驚きました。今まで何を聴いてきたのか、と自問自答するも、それくらいドラムのインパクトが強かったということでしょう。ポーティスヘッドの魅力の半分以上はあのドラムの魅力だと思ってましたが、完全に間違いだったようです。
アルバムの中でこの「Machine Gun」が辛うじて過去のドラムのイメージを少しだけ体現しているでしょうか、いや、してないか。褒め過ぎてもちょっと違う気がしますが、10年間の試行錯誤は無駄じゃなかった、シンプルかつ大胆なアレンジが冴える素晴らしいサウンドのロックアルバムです。ベストトラックは「The Rip」。ドアーズとか70年代サイケのアルバムのB面とかに入ってそうな「Small」もかなり自分好みです。
思い入れや思い込みなど混ぜこぜで、大雑把に自分内評価を数値化して表現すると、10点満点で、ファースト11点、セカンド8点、ライブ盤6点、そしてこの「Third」は今のところ9点というところです。
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Review : 2008年04月30日 22:28
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