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2008年07月08日 12:18
HOT FUZZ ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
署名した甲斐ありました。
ゾンビ・コメディ「Shaun Of The Dead」のエドガー・ライト&サイモン・ペッグのコンビが新たに手がけたのは、ド田舎に左遷された警官を描いたアクションコメディ。
いちはやく海外やDVDで見た人達が日本での劇場公開を求めて動き出したのがよく理解できました。大感謝。噂どおり最高の映画でした。
伏線の回収というのか、前振りで軽く笑わせて、忘れた頃にドンと落とす、という黄金のパターンがこれでもかこれでもかとズドンズドン決まりまくっていて、アメリカのコメディ映画のドタバタとはひと味違うイギリスらしい皮肉とすかし。最近でこれより面白かったコメディ映画はパッと思いつきません。
効果的に音楽を使ってテンポよく編集されていて、ビールを受け取ったりドアを開けたりとか、しょうもないことにもいちいち「クール」で大袈裟な効果音が入っていてるのが可笑しかったです。パブのシーンでBGMにXTCとかKinksとか、いかにも英国的なロックが流れるのはイギリス人にとっては「あるある」なんでしょうか。気になりましました。あと、「Shaun Of The Dead」でも細かい音楽系ジョーク(Stone Rosesの「Second Coming」ネタとか)が多くありましたが、今回は、老人の自警団の名前が「Neighbourhood Watch Association」、略してN.W.A.っていうのが地味に面白かったです。F**k tha Police。
コメディ部分を抜いてもっとシリアスに作っても、ちゃんと警察アクション映画として成立しそうなくらいしっかりしたストーリー構成で、ラストの銃撃シーンでは、アクション映画としてのカタルシスとコメディ映画としてのカタルシスが複合的に作用し合って大爆発するという、他になかなか類を見ないレベルの盛り上がり方で、劇場でもドッカンドッカンうけてました。
エドガー・ライト&サイモン・ペッグの新作は「The World's End」というタイトルで詳細は不明、製作もスタートしているとか。
Review : 2008年07月08日 12:18
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