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2008年07月30日 19:27
筒井康隆 新作の挿絵はいとうのいぢで「ファウスト」に連載
タイトルは「ビアンカ・オーバースタディ」。
■ 筒井康隆:「ハルヒ」のいとうのいぢの挿絵で最新作「ビアンカ・オーバースタディ」(毎日まんたんウェブ)
「ファウスト」は03年に創刊された不定期刊行の文芸誌。これまでに「空の境界」の奈須きのこさんや「ひぐらしのなく頃に」の竜騎士07さんらが小説を発表するなど、若者に人気の作家が参加している。今回、筒井さんの作品が若い世代向けということで、人気のいとうさんに挿絵を依頼、いとうさんも筒井さんの「七瀬シリーズ」のファンであることから実現した。同誌には、「ビアンカ・オーバースタディ」の1~3話といとうさんのカラーイラストが掲載される。
ファウスト。いとうのいぢ。つまり筒井康隆がライトノベル。よくよく考えてみれば「七瀬シリーズ」とか「時をかける少女」はライトノベル? じゃぁライトノベルって厳密にはどういう意味なんだろう?となってきます。wikipediaによると
■ ライトノベルの定義論争(wikipedia ライトノベル)
現状では「ライトノベル系レーベルから発売されている、アニメや漫画調のイラストを利用している作品群」ということで、完全ではないにしろおおむね区別できる。
ということは「七瀬シリーズ」「時をかける少女」はライトノベルにはあたらないということでしょうか。
この「ビアンカ・オーバースタディ」は筒井康隆自身も自分の日記サイト「笑犬桜大通り」(→Link)内で『わが新作ライトノベル「ビアンカ・オーバースタディ」』と紹介しているくらいなので、この作品を「ライトノベル」と呼ばれることになんら抵抗は無く、今回の「ライトノベル化」がかなり意識的な試みであることが伺い知れます。
そしてライトノベルといえばメディアミックス。コミック化・アニメ化・ゲーム化・映画化あたりは当然見据えているはず。
8月8日発売の「ファウスト」vol.7に掲載。8月23日には有隣堂ヨドバシAKIBA店でサイン会も開かれるそうです。
News : 2008年07月30日 19:27
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