« 8/5 NHK「宮崎駿のすべて」ポニョ密着300日 | メイン | XL Recordings レイブ時代のコンピ「The First Chapters」リリース »
2008年08月05日 12:02
Harps and Angels - Randy Newman
トイ・ストーリーとかピクサー関連の音楽をやってる人の新作。
プロデューサーはピアノ弾き語り集だった前作「The Randy Newman Songbook Vol. 1」に引き続いてMitchell Froomが担当。新曲が入っているという意味では前々作「Bad Love」以来9年ぶりの新作になります。
ニューオリーンズなブルースに映画音楽の味付け、毒があってユーモラスなサウンドと歌詞。近年の映画音楽の仕事では薄かったランディー・ニューマン色が濃厚な作品です。
先行してYouTubeで公開された収録曲「A Few Words In Defense Of Our Country」のアメリカ政府批判的な歌詞の内容(Link)が論議の対象になったようで、YouTubeのコメント欄は1,000以上のコメントで炎上状態です。
初期はそれこそ「もうトイストーリー見ない!」「老害!」のような感情的な批判がほとんどでしたが、久しぶりにコメント欄を見てみたら、そこそこまともな議論になっています。
他にもこのアルバムに収録されている「Korean Parents」という曲、アジア調のアレンジの凄く楽しげな曲なのですが、韓国人の親が教育熱心であることを皮肉っていて、これに怒っている人がいるようで、ランディー・ニューマンは「悪気は無かった、怒ってるんならゴメン」とコメントしています(Link)。
以前にもランディー・ニューマンは70年代後半にヒット曲「Short People」の歌詞で「Short Peopleは生きる価値がない〜」とやって「日本人差別」「障害者差別」として放送禁止にされる騒動を起こしています。歌詞をよく読むと(Link)なんとでも取れる内容。「Short」は短気と取るのが正解、という解説が日本語のサイトでは多いようですが、フォローする歌詞も入ってるし、Shortが何を意味していようと普通に笑って聴けますけどね。他の曲のアメリカ人批判とか自虐とかにくらべたら可愛いものです。
■ 関連サイト
Review : 2008年08月05日 12:02
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL :
http://www.spotlight-jp.com/matsutake/mt/mt-tb.cgi/186