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2008年10月20日 15:15
Carl CraigとMoritz Von Oswaldがクラシック名門レーベルよりコラボアルバムリリース
タイトルは「Recomposed By Carl Craig & Moritz Von Oswald」レーベルは「Deutsche Grammophon」。
■ Recomposed By Carl Craig & Moritz Von Oswald(HMV)
デトロイトの偉人Carl Craigと、ミニマル・ダブの生みの親 Basic ChannelのMoritz Von Oswaldの超最強タッグが、なんとクラシックの名曲を再構築!!Helmut Karajanによって行われた1987年のベルリンフィルハーモニックオーケストラのオリジナルの録音から、ラベルの「Bolero」「Rapsodie Espagnola」、ムソログスキーの「Bilder einer Ausstellung」をピックアップ。1年近くの歳月を費やし完成させたという、この説明不要な最強プロジェクトによるテクノとクラシックの融合作ということで話題必至の1枚となっています!!
説明をちゃんと読まずにジャケットイメージを見た時は「ベタなパロディやってるな」と思いました。失礼しました、ホンモノなんですね。Helmut Karajanって、カラヤンのことですか。
■ ドイツ・グラモフォン(Wikipedia)
ドイツ・グラモフォン (Deutsche Grammophon Gesellschaft) は、1898年12月にドイツ・ハノーファーで創設された、世界でもっとも長い歴史を持つクラシック音楽のレーベルである。「イエロー・レーベル」と呼ばれて親しまれ、これまでに数々の名演、名盤を生み出している。
肝心の音のほうは、上のHMVのコメントの中に「テクノとクラシックの融合」という非常に警戒レベルの高いワードがあります。クラシックの有名曲を「Recomposed」したもの、とはどういう意味なのか。スティーブライヒのようなミニマルミュージックをやってるのでは、という推測をしているサイト等も有ります。
必死で音を捜索しましたが、試聴ファイル等なかなかみつかりません。下のYouTubeの動画が限界でした。
「Festival of Lights」というドイツの公共イベントの宣伝CMのよう。このアルバムのリリース企画もこのイベントに乗ったものなのかな? 音はオーケストラの演奏にミニマルテクノをドカっと乗っけた感じ。これだけでは短すぎて何もわからない…。もちろんこの曲がこのCDの音という保証も有りません。
発売日は10/27と告知されています。
追記:下のヨーロッパ在住の方のブログに少し情報が有りました。
■ [musik]カール・クレイグ コンサート@Cite de la musique(some of them are old)
そして夜。本日の極めつけは、オーケストラとピアニストを率いたカール・クレイグのコンサート。モーリッツ・フォン・オズワルドもいた。一番奥の中央に置かれたシンセの前に陣取るカール・クレイグは、ジャケットにネクタイ姿。おお。指揮者も素晴しかったし、クラシックのミュージシャンたちによってカール・クレイグの音楽を消化し表現されている様はやたらと感動的で、これぞCreation!であった。まったくすごいところまできたもんだ。自作もよかったけど、一曲目のスティーヴ・ライヒのカバーがかなりよかった。踊りたかったのに誰も立って踊ってなんていかったのでつらかったけど、それがパリというもの。ロビーではカール・クレイグとモーリッツがラヴェルとムソルグスキーをRecompositionしたというCDが、ドイツ・グラモフォンから出ていたので買ってしまった。要はカラヤンの音源をリミックス。さすがベルリン。これもすごくいいのでおすすめです。
ドイツ・グラモフォンからのCDは「要はカラヤンの音源をリミックス」ということのようです。なるほど。このコンサートではカールクレイグのオリジナル曲を中心に演奏されたようです。
「Cite de la musique」「carl craig」で検索したら上の動画が見つかりました。
追記:リリースされて試聴サイトを見つけたので一つ貼っときます。(→ Link)
News : 2008年10月20日 15:15
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