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■ デビッド・クローネンバーグ監督が念願の作家デビュー！（eiga.com）

「ヒストリー・オブ・バイオレンス」（05）や「イースタン・プロミス」（07）で知られるカナダ人映画作家、デビッド・クローネンバーグ監督が、念願の作家デビューを果たすことが分かった。10月23日、第3回ローマ映画祭（10月31日まで開催）に参加したクローネンバーグ監督が、小説を60ページまで書き上げたことを会見で明かしたもの。「とても恐ろしいことなんだが、私が書いた60ページ分が見本として、世界中の出版人の目に触れることになる。内容はまだ語れないが、スティーブン・キング風ではないよ。ホラー小説でも、SF小説でもない。どんなジャンルの作品になるのか、私にも分からないんだ」とクローネンバーグ監督。

期待の新人です。

先週の「Showbiz Countdown」（テレビ東京系）でチラっとこの件に触れていて、その中では「しばらく映画は撮らず小説に専念」みたいな話が出てたような気がします。でもネットで調べてもそういうニュアンスの記事は見つかりませんでした。辛うじて下のテキストくらい。

■ Chromosomes. Cronenberg beyond cinema（Palazzo delle Esposizioni）

In 2008 Cronenberg decided to abandon the cinema for a year and concentrate his attention on other forms of artistic expression: directing an opera for the first time and making a foray into the art world as a "painter". In July he put on his first operatic production, The Fly, with music by Howard Shore, based on his film from almost twenty years ago.

ローマ映画祭に合わせてクローネンバーグの展示会を開いたローマの美術館のテキスト。2008年は映画以外の表現に取り組りくんでいる、くらいの感じ。小説もその中の一つということでしょう。

映画以外の取り組みとして文章内に出てくる「The Fly」のオペラ版、けっこうな酷評の嵐のようです。

■ The Fly doesn't fly（Vancouver Sun）

Le Figaro, describing the music as a "monotonous mess," praised the two lead actors, Okulitch and Ruxandra Donose, who plays Veronica. But the reviewer noted that they played their roles "with a fervour inversely proportional to the quality of the music they had to defend."Le Monde, meanwhile, described the "lifeless" and "boring" music that "sounds like a piece of homework, clumsily orchestrated."

すごい見出し。こういう自分の作品のタイトルとか歌詞とかにひっかけてネガティブな批判をされるのって、作った本人にしたら相当きついんじゃないでしょうか。

ところで、先日初めてクローネンバーグ監督の初期の作品「ビデオドローム」を見て、いたく感銘を受けたのですが、Meat Beat Manifestoはこの映画から結構な数のサンプリングしてるんじゃないでしょうか。他にも思い出せないけどいろいろ。映画は初めて見たのに音の方は既にどこかで聴いたことある、という不思議な体験でした。

ビデオドロームのwikipediaみたら（→ Link）膨大なサンプリングのリストが有りました。EMFにSkinny Puppyかー。