2008年12月26日 09:59

Björk ファンド設立

アイスランドの危機を救うため。

■ ビョークファンド設立——アイスランドの経済回復と自然保護を支援(ITnews)

アイスランドのベンチャーキャピタル、Audur Capitalは12月17日、アーティストのビョークとともに「ビョークファンド」の立ち上げを発表した。世界的な景気後退の影響で危機的状況にあるアイスランド経済の回復とアイスランドの環境保護を目的とし、同国の新興企業に投資する。設立時出資金は1億アイスランドクローナ(約82万ドル)で、来年3月まで資金を募る。投資対象は「アイスランドの自然と文化の独自性を通じて価値を生み出す企業」としている。

82万ドルのファンドというのがどの程度のものなのか、経済に疎いので今ひとつピンときません。世界の坂本とMr.Childrenがやってるap bankが似たような環境関連の投資をやっていて、ap bankはNPO/NGOに投資するNPO、この「ビョークファンド」は新興企業に投資するベンチャーキャピタル、両者は根本が異なりますが、ap bankは確か毎年総額1億円前後を投資するような規模だったような。

「ビョークファンド」が正式名称なのでしょうか。「Audur Capital」のサイトを見ると正式名はズバリそのまま「BJÖRK」のようです。

■ BJÖRK(Audur Capital)

BJÖRK is a venture fund looking for investment opportunities in small and early stage businesses.The fund is intended for investors seeking investment opportunities in new venture creation and the business development of small companies with the objective of catalyzing the recovery of the Icelandic economy.

最近のアイスランドの経済に関するニュースはこんな感じ。

■ 世界の株価、1年間で半減 アイスランドは99%下落(asahi.com)

国・地域別の下落率トップは通貨が暴落したアイスランドで、99.37%の下落。ロシア、アイルランド(マイナス69.86%)、ベルギー(同68.78%)と続き、全体の3分の2以上の32カ国・地域が5割以上の下落となった。日本はマイナス34.50%で下落率はモロッコに次いで2番目に小さい。金融危機の震源地の米国は39.60%の落ち込みで、いずれも07年から株価が低迷していた分、新興国と比べると下落率が小さく見える結果となった。

■ 通貨暴落アイスランド 現地ルポ(読売)

金融危機の大津波に襲われた人口32万人の島国アイスランド。金融立国として高成長を遂げたが、3大銀行は国有化され、国家は破綻(はたん)寸前に追い込まれた。株価は危機前の10分の1以下に、通貨クローナの価値は約半分に暴落した。国民にはローンの負担が重くのしかかっている。

上の読売の記事によると、日本で売られているシシャモはアイスランド産が多いそうなので、シシャモを食べることでアイスランド経済に貢献したいと思います。

News : 2008年12月26日 09:59

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