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2009年02月05日 21:43
Aphex Twin「We are the Music Makers」声ネタが判明して感動
映画「夢のチョコレート工場(原題:Willy Wonka & the Chocolate Factory)」からのサンプリング。
エイフェックス・ツインの曲中にある声ネタ、サンプリング、歌など、「歌詞」的なものを解読して全部掲載しようというサイト「Aphex Twin lyrics」を発見。
■ Aphex Twin lyrics (equ.in/ox)
色々と目からウロコの情報があります。中でも個人的に発見だったのは、前々から気になっていた「Selected Ambient Works 85-92」収録曲「We are the Music Makers」の声ネタ。上のサイトによると、これは映画「夢のチョコレート工場(原題:Willy Wonka & the Chocolate Factory)」からのサンプリングで、Arthur O'Shaughnessyの詩『Ode』の一部だとか。YouTubeに映画が全部上げられているので検証。
6分41秒ところ。ウィリー・ウォンカが廊下で壁を舐めるヴェルーカ・ソルトに語りかける場面。間違いなくこの声! 積年の謎が解けて感動。
■ 0de - Arthur O’Shaughnessy
We are the music makers,
And we are the dreamers of dreams,
Wandering by lone sea-breakers,
And sitting by desolate streams;
World-losers and world-forsakers,
On whom the pale moon gleams:
Yet we are the movers and shakers
Of the world for ever, it seems.(以下略)
アーサー・オショーネシー(Arthur O'Shaughnessy)は19世紀イギリス・ヴィクトリア朝時代の詩人だそうです。この詩は有名な詩のようで、YouTubeにはこの詩を朗読した動画が沢山あります。
ティム・バートンが同じ原作を2005年に映画化してるので、そっちのほうが有名ですが、「夢のチョコレート工場」のほうは1971年のアメリカ映画。サイケデリック時代のカルトなムードが濃厚な映画ですね。ウンパ・ルンパの歌はティム・バートンのバージョンとはだいぶん違って、パルナスのCMソングっぽい。
ところで、なんで「We are the Music Makers」が気になってたかと言うと、808 State「Nephatiti」が同じサンプルネタを使っていたから。同時期にリリース(808 Stateは1991年、Aphex Twinは1992年)された2曲に同じサンプルが使われているとは一体どういうことなのか、という素朴な疑問です。どっちも大好きな曲です。91年頃にイギリスのテレビで放送でもされたのでしょうか。「We are the Music Makers」は1985に作られたとの情報も。
そういえば、ヴェルーカ・ソルト(Veruca Salt)というバンドもいました。
Aphex Twinサンプリングネタに戻ると、「Windowlicker」のフランス語の声が言っているのは
■ Windowlicker(equ.in/ox)
J'aime faire des craquettes [croquettes?] aux chiens.
[French: I like to have sex with dogs (or make dog biscuits).]
という内容だそうです。
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Text : 2009年02月05日 21:43
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