2009年02月13日 22:53

Out Of Control - Girls Aloud

Out Of Control - Girls Aloudイギリスのモーニング娘。

[CD/レビュー]
タイトル : Out Of Control
アーティスト : Girls Aloud
レーベル : Polydor
リリース年 : 2009/2
試聴 :

全英チャート1位が3曲も有って、4枚のアルバムがプラチナ、このアルバムも全英1位を取ってるのに、デビュー以来まったく日本盤は出てません。今のイギリスのポップスは日本では売れないという前例か何かがあるのでしょう。「Popstars」というリアリティ番組発の5人組女性グループ。

メンバーであるシェリル・コール(Cheryl Ann Cole)は、サッカーのイングランド代表/チェルシーのDFアシュリー・コール(Ashley Cole)の妻で、今はアシュリー・コールが浮気して離婚の危機だそうです。

これまでGirls Aloudをプロデュースしてきたプロデュースチーム「Xenomania」がPet Shop Boysの3月発売の新アルバム「YES」をプロデュースしている、という興味でこのアルバムを聴いています。Pet Shop Boysはこのアルバム「Out Of Control」でXenomaniaと「The Loving Kind」という曲を共作していて、「Rolling Back the Rivers in Time」では「YES」に参加しているという元The SmithsのJohnny Marrがギターを弾いています。どちらも「らしさ」がしっかり出た良い曲です。

▲ Girls Aloud - The Loving Kind

このアルバムの全体のサウンドとしては、60年代ポップスっぽさを取り込んだ、軽くエレポップ・テイストを感じさせる王道ポップス。本格R&B路線に行きたい風でもなく、アイドル風でもなく、Pussycat Dollsみたいなアメリカのグループに多い下品な感じも無い。ちょうどいい湯加減のガールズ・ポップで、かなり気に入りました。

気に入ったのですが、同時に聴いた2007年の前作「Tangled Up」のほうが圧倒的に素晴らしくて、個人的にはこっちが断然オススメです。

▲ Girls Aloud - Fling

ポップスとしての王道さに加えて、ダンスミュージックとしての突き抜け具合が半端なくて、ちょいダサいくらいの熱さのメロディラインに、グイグイ切り込むギターサウンド、土台は本格的な80's&90'sエレポップ。これを20代半ば金髪ネーチャンが5人で元気よく歌ってるという図が絶望的にチャラくて、この綱渡りギリギリ感がたまらない。殿堂入りです。

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Review : 2009年02月13日 22:53

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