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2009年03月30日 11:35
Chapterhouse「Whirlpool」再発 - 「Pentamerous Metamorphosis」再発を望む
シューゲイザー時代。
■ “シューゲイザーの名盤”チャプターハウス『ワールプール』、未発表曲ほかを追加した新復刻盤が発売(CDjournal)
マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『ラヴレス』や、ライドの『ノーホエア』などと並び“シューゲイザーの名盤”として根強い人気を誇る、チャプターハウス(Chapterhouse)の『ワールプール(Whirlpool)』(写真)。長年廃盤であった本作は2006年にCherry Red recordsより復刻(日本は2008年)され、シューゲイザー・ファンを興奮させましたが、そんな本作の新たな復刻盤が発売されることになりました!
90年代シューゲイザー関連だと、「Loveless」は別格扱いとして、Rideの「Nowhere」の次のアルバム「Going Blank Again」が好きで今でも時々聴きます。若干エレポップ寄りですが、Siouxsie & the Bansheesがダンスビートにのせてマイブラをよりダークにカバーしたような音を出すCurveというバンドも結構好きでした。今でもよく聴くCurveの曲となると「Falling Free(Aphex Twin remix)」になってしまうのか。
自分はこういう92.3年くらいのUKロックのシングルに収録されたAphex Twinの変なリミックス作品をきっかけにテクノに導かれたタイプのリスナーです。
90年代UKロックからアンビエント/テクノに流れた者として避けられない名前がChapterhouseで、というのは、彼らの1993年作アルバム「Blood Music」をGlobal Communicationが丸々素材として作った幻のアンビエントアルバム「Pentamerous Metamorphosis」があるからです。元々は限定版「Blood Music」にオマケとしてつけられたもので、98年に単体でリリースされています。オマケとはいえど全5曲60分以上の大作です。自分はそれぞれを買い逃していているので血眼で探しています。
「Blood Music」は2008年にボーナストラック満載で再発されています。ですが、残念ながら「Pentamerous Metamorphosis」は付けられませんでした。98年に単体でリリースされたとき、Global Communicationの所属していたDedicatedからリリースされていたので、権利がGlobal Communication側に移っているのかも。
Global Communication関連のレアアイテムは、彼らのリミックス仕事の一部をまとめた「Remotion」というのがあります。「Pentamerous Metamorphosis」収録5曲のうち2曲(Delta Phase、Epsilon Phase)がダブっています。他にはWarp 69「Natural High」Nav Katze「Wild Horses」など、「76:19」に勝るとも劣らない素晴らしいアルバムです。
動画投稿者のコメントに「THE best chillout track for me, love them strings baby !」とあります。全く同感です。
「Pentamerous Metamorphosis」「Remotion」、ともに市場予想価格は1万円〜2万円くらい。
News : 2009年03月30日 11:35
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