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2009年06月03日 09:32
Warpの音楽配信サイト「Bleep」がリニューアル
3月からBETA版として別アドレスで運用されてきましたが、このたび正式にリニューアルオープンされました。
強化、変更、追加されたのは以下の点。
- Warpmartとの統合
- インターフェイスの変更
- 一部商品のWAV形式での配信
- ダウンロードしたファイル名のカスタマイズ
- 項目ごとのRSS配信
- BLEEP BLOG開始
- メールマガジン発刊
グレーと淡い緑を基調としたパッと見は、以前のデザインを踏襲しています。
Bleepが開始した5年前は参加レーベルも少なくて、トップページから1.2クリックで目的地にたどりつけるシンプルな作りに感動したものですが、いまとなっては参加レーベル数も配信されているコンテンツの量も爆発的に増えているので、トップページの情報量がこれくらい増えてしまうのもしょうがないでしょう。以前のデザインになれているのでまだ操作に迷ってしまいます。
ついにWAVが来ました。これまで採用していたFLACは新譜では配信されていないようなので、今後はWAVで配信されていくのではないでしょうか。お値段もFLACと変わらずの$12.99。WAVで欲しくなるような作品はCDで買ってしまうことがほとんどなので、廃盤をどんどんWAVで出して欲しいものです。
トップページではダウンロードTOP10などのチャートも表示されていて参考になります。ちなみに、今現在(2009/6/3/9am)はPrefuse73の新作をおさえてVenetian Snaresの「Horsey Noises」がダウンロード1位です(→Link)。
インターフェイスの大きな変更としては、新たに試聴用のプレイヤーがセットされて、試聴したい曲をストックできるようになりました。試聴の基本的なスタイルは変更無く、波形が表示されて聴きたい部分をクリック。波形が見れるのがBleepの大きな特徴で、慣れると波形を見て1.2ポイント試聴するだけでおおよそ「買い」かどうかの目星がつくようになります。熟練したDJがアナログ盤の溝を見れば曲の感じをだいたいつかめるのと同じですね。
「お、こんなのまで配信するようになったのか」とクリックすると配信ではなくてCDだったりアナログ盤だったりで、Warpの通販部門だったWarpmartとデジタル配信部門のBleepを垣根無く統合させることが今回のリニューアルの大きな柱になっているようです。CDやアナログの他に、Tシャツ、DVD、書籍、ポスター、イベントチケットまで、もちろんWarpだけでなく、大手だとDomino, XL, Ninja Tune, One Little Indian, k7, Planet Mu, Stones Throwなどなどが集結しています。当然送料の問題があるので、これらのリアル商品(サイト内では「Physical」と表現されています)を気軽に注文するわけにはいかないのですが。
ダンス系だと最近はBeatportが大きくなってます。自分はどうもBeatportのフルFLASHのサイトに馴染めないんですよね。それに音楽の趣向的にもやっぱりBleepのほうに近いので、必然的にこっちのヘビーユーザーになってしまいます。
News : 2009年06月03日 09:32
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