matsu & take

■ 40TH ANNIVERSARY SPACE ODDITY EP AND REMIX FACILITY（Bowie.Net）

40 years ago to the day that Neil Armstrong stepped on to the moon, EMI will create a unique opportunity for David Bowie fans: the chance to download and mix the original multi-tracks of Space Oddity which also celebrates the 40th anniversary of its original release on July 11th.

ニール・アームストロングが月面に着陸したのが1969年7月20日、その前年に公開されたキューブリック「2001年宇宙の旅（2001: A Space Odyssey）」に影響されて書かれたというデビッド・ボウイの「Space Oddity」がリリースされたのが1969年7月11日。イギリスではBBCでの月面着陸の報道の際に「Space Oddity」が流されていたそうです。

自分はデビッド・ボウイは音とアーティストイメージ先行でそこそこ好きでしたが（「Black Tie White Noise 」から）、この曲を歌詞を見ながら聴いて衝撃を受けて以降、特別なアーティストとなりました。

この「Space Oddity」リリースの40周年記念ということで、オリジナルがリリースされたのと同日の7月11日に、４バージョンの「Space Oddity」が収録されたデジタルEPがiTunesでリリースされます。４バージョンは以下のとおり。

• Space Oddity (original UK mono single edit)
• Space Oddity (US mono single edit)
• Space Oddity (US stereo single edit)
• Space Oddity (1979 re-record)

購入者にはオリジナル音源のマルチトラック音源が配布されるということが告知されています。

The Space Oddity Digital EP will consist of the four tracks listed below and when fans purchase the EP they will also receive the original eight stems/multi-tracks for free, enabling them to remix the song through their own software or through iKlax software. This is a revolutionary experience for music fans to recreate their own versions of one of popular music’s most iconic songs. Here are the original eight stems/multi-tracks that will be made available:

トラック数は8。内容は下の通りです。

• Space Oddity (Bass and Drums)
• Space Oddity (Strings)
• Space Oddity (Acoustic Guitar)
• Space Oddity (Mellotron)
• Space Oddity (Backing Vocal, Flute and Cellos)
• Space Oddity (Stylohone and Guitar)
• Space Oddity (Lead Vocal)
• Space Oddity (Main Backing Vocal Including Countdown)

すごい…。カウントダウンだけとか聴いてみたい。

iKlaxのソフト（iPhoneのアプリケーションらしい）でリミックスすることもできるし、あなたの持ってるソフトでリミックスすることもできる、と書いてあるので、恐らくは普通のmp3かAACのデータで配布されるのではないでしょうか。リミックスする気はないですけど、純粋にそれぞれのトラックをバラで聴いてみたいです。ボウイは以前マッシュアップのコンテストもやってましたし（→Link）、ファンの２次創作に対してずいぶんポジティブです。

さて、肝心なところなのですが、これ、今のところiTunesのUKのみでの販売です（下に追記あり）。アメリカでの販売の予定はあるそうですが、さて日本は？ 一応国を切り替えれば試聴はできるようです（→iTunes）何か裏技的なことを知っているスーパーハッカーはチャレンジしてみてください。

「Space Oddity」といえばやはり「Ashes to Ashes」でしょう、ということでオリジナルのPVを貼付けようと探しましたが、全部貼付け禁止だったので、LB（Atom Heartの変名）によるカバーをどうぞ。オリジナルはこちら（→YouTube）。

追記：09/7/22

日本のiTunes Storeでも販売が始まりました。値段は日本人価格の1,500円。オマケ扱いのはずだったマルチトラック音源は、各トラック普通に150円でバラでの購入が可能なようです。→iTunes Store

iPhoneのソフトiKlaxでSpace Oddityのリミックスを実演している動画が有ったので貼っておきます。