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2009年09月09日 07:19
ザ・テレビ欄 1975-1990
まさにテレビ欄の本。
ただ新聞のテレビ欄をスキャンしたものがズラっと並んでるだけの本です。楽しみ方は人それぞれ。
「うわっ『所さんのタダものではない』あったなー、今から考えたらあれって何が面白かったんやろ」とか「7時から『アラレちゃん』で7時半から『うる星やつら』かー、80年代の7時台はアニメだらけやな」などと感傷にふけりっぱなしです。「2時のワイドショー」の嫁姑シリーズのタイトルが読めるのも楽しいです。「怪奇!夜ごと墓を抱いて泣く姑!」。
ザっとこの1975年から1990年のテレビ欄を眺めていてひとつ気づいたのは、「ニュースステーション」登場以前、NHK以外の民放局がニュース番組に割いている時間がとても少ないことです。
「ニュースステーション」が始まったのは1985年。それ以前の民放のニュース番組は、ほとんどが10分枠くらいのストレートニュースで、そのほかは午前中のワイドショーくらい。物心ついたときから夜11時台は各局横並びでニュースの時間で、それまでもそうだったのだろうと思ったら、これは「ニュースステーション」の成功を受けたものでした。夜のニュースタイムにはたかだか20年くらいの歴史しかないことになります。出勤前の朝の時間帯も同様、NHKの独断場。昔の人はNHKと新聞くらいしか最新のニュースを得られる情報ソースの選択肢が無かったということでしょうか。
自分にとって残念だったのは、当然のことなのですが、この本に掲載されているテレビ欄は東京の新聞のものなので、自分の見てきた関西ローカルの番組が載っていないことです。夕方や深夜の部分を見て馴染みの有る番組が無いのは、テレビ欄を見る楽しみの半分以上を失っているようなもの。「モーレツしごき教室」「ワイドYOU」「わいわいサタデー」なんかが載ってたら、懐かしさも100倍だったでしょう。ぜひ各地方別のローカルバージョンの出版を!
■ 追記:09/11/30
さすが、素人に言われなくても考えていたようですね。関西版が出ました(→Amazon)。
Review : 2009年09月09日 07:19
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