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2009年09月13日 12:24
Daft PunkやJAY-Zが曲提供のDJゲーム「DJ Hero」- DJ Shadowらがミックス担当
アメリカで大ヒットしたTVゲーム「Guitar Hero」のDJ版です。
「Guitar Hero」はギターの形をした専用コントローラーでプレイする、いわゆる音ゲー。その特徴は、しっかり権利を取って新旧のロック名曲を使っていることで、それも内蔵音源のショボいカラオケじゃなくて、オリジナルのテープをしっかり使用した正真正銘の本物。
それのDJ版といわれると、パッと頭に浮かぶのはやっぱり「ビートマニア」ですが、かなり違います。
まず、「Guitar Hero」同様にコントローラーが本格的。しっかり回転するターンテーブルと、フェーダーやつまみが付いたミキサーが付属していて、それで操作します。操作している動画を見ると、普通にDJをしているようにしか見えません。
そして、もちろんゲーム内で使われるのは、名前も知らないけど人気DJという触れ込みの「DJ○○」みたいな人が作る○○っぽい曲じゃなくて、新旧ダンスミュージックの名曲のオリジナル音源。面白いのは、単にそれらの曲が流れて、そこに合いの手のようにボタンを押してスクラッチの音や「オーイエー」みたいな声を入れて楽しむということではなくて、2つの曲をミキサー上でミックスして、「メガミックス」「マッシュアップ」的なものを作るというDJの作業を擬似体験する、というゲームなのです。
スクラッチやミックスの部分を、なんとDJ ShadowやJazzy Jeff、DJ Yoda、Scratch Pervertsなどが担当していて、普通に格好いいです。
そして、DJのアバターには、先日亡くなったDJ AMやGrandmaster Flash、DJ Shadow、そしてDaft Punkなどが選択できます。Daft Punkはこの「DJ Hero」のために11のミックスを提供する力の入れようです。
アメリカでの発売は10月27日。日本では、どうなんでしょう。「Guitar Hero」は今アメリカではパート5が出たばかりでいろいろ話題になっていますが、日本ではパート3が去年出ています。
ついでに「Guitar Hero 5」のいろいろな話題の中のひとつ。
パート5ではNirvanaの曲がプレイできることが売りになっているのですが、それだけでなく、ゲームの中でカート・コバーンのアバターが選択できるようになっています。これに元嫁のCourtney Loveが激怒しています(→Link)。最初はまた何かのパフォーマンスかな、と思ったのですが、下の動画を見ると…。
Bon Joviを客を煽りながらジェスチャーたっぷりに歌うカート。これは…怒っても仕方ない。でも恐らく法律的にはギリギリセーフなんでしょう。ゲームのCGも凄いところまできたもんです。よく「未来の映画には過去の名優がCGで登場する」なんてことが語られますが、「Guitar Hero」ではそれが軽々と実現していて、早速法的問題が起こった、ということで、裁判になったら貴重な判例になりそうです。
■ 追記:09/10/6
Daft Punkの動画が公開されました。
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News : 2009年09月13日 12:24
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