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2009年09月29日 08:25
Nick Cave 故郷に自分の「黄金の半裸像」を建立する計画が頓挫
落合博満野球記念館のブリーフ一丁の落合像も黄金です。
Nick Cave And The Bad SeedsでおなじみのNick Caveが、TIME誌のインタビューで、生まれ故郷の田舎町に自分の黄金像を建てる予定があったことを語っています。
■ Q&A: Musician and Author Nick Cave(TIME)
あなたの生まれ故郷、オーストラリア・ウォーリックナビール(Warracknabeal)に、あなたをかたどった黄金の彫像を建てていると聞いたのですが、本当のことですか?
うーん、建ててないんだ。でも1フィートの小さな模型は作ってある。それは黄金で、オレは裸で馬に乗ってて、質素な腰巻きをまとってるんだ。かなりホモエロティックな芸術作品って感じて、自分の生まれた小さな街の真ん中に建てたいと思ってたんだ。あいにく今はウォーリックナビールの運勢がかなり悪くて、この不景気や慢性的な干ばつの最中に巨大な黄金の像を建てるなんて、ちょっと悪趣味だよな。でも、いつの日か…。
街の中心地に、馬に乗った半裸のニック・ケイブの黄金像。田舎町の英雄とはいえ、街にとってはなかなかの試練です。ファンとしては恐いもの見たさに訪れてみたい気はします。
このインタビューは、彼の2冊目の小説"The Death of Bunny Munro"についてのインタビューです。ざっと検索すると、イギリスの主要新聞が軒並みしっかりした書評を載せています。ふわふわのかわいいウサギのぬいぐるみが表紙ですが、内容はセックス&ドラッグ中毒のセールスマンが主人公の気持ち悪い話だそうです。
ニック・ケイブ本人が朗読&サウンドトラック(3D音響)を手がけたオーディオブック版やiPhoneアプリ版(→iTunes Store)などもリリースされています。ニック・ケイブ自身がiPhoneのユーザーだそうで、この小説の第一章は全てiPhoneだけで書いたとインタビューで語っています。
作家本人が朗読してサウンドトラックをつけたオーディオブックっていうのもなかなか珍しいです。町田康(ABCお笑い新人グランプリに戻ってきて!)はそういうのはやってないのかな? ニック・ケイブは新作アルバム「Dig Lazarus Dig!!!」も評価高いですし、別バンド「Grinderman」もスタートさせて、年老いてますますお盛んで何よりです。次はに控えているのは、10月に公開される映画、コーマック・マッカーシー原作「ザ・ロード」のサウンドトラックです。主演はヴィゴ・モーテンセン。
News : 2009年09月29日 08:25
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