2009年10月03日 09:04

Fatboy SlimとDavid Byrne イメルダ夫人をコンセプトにしたアルバムを共作

タイトルは「Here Lies Love」。

■ Fatboy Slim And David Byrne Collaborate On Concept Album(NPR)

Fatboy Slim and David Byrne have a new album on the way. Here Lies Love is a concept record based on the life of former first lady of the Philippines Imelda Marcos.

元々は「エビータ」のようなミュージカルの舞台作品として2年前にスタートした企画だそうで、舞台化されるかはまだ決まっていないようですが、まずアルバムとして発表されます(リリースするレーベルは未定、発売日もまだ未定)。

アルバム「Here Lies Love」はゲストボーカル20人を迎えて制作されていて、様々な視点からフィリピン第10代大統領のファーストレディ、毒婦として世界に名を轟かせたイメルダ・マルコスの人生を掘り下げる内容になるそうです。ボーカリストとして参加するミュージシャンとしてCyndi Lauper、Martha Wainwright、Santigold、 Tori Amos、Sharon Jonesが発表されています。

Fatboy Slimことノーマン・クックとデビッド・バーンはノーマン・クックの最近のプロジェクトThe BPAでも共演しています。共演した曲「Toe Jam」はビデオも面白くて話題になりました。

▲ FATBOY SLIM -THE BPA TOE JAM FT DAVID BYRNE AMP DIZZEE RASCA

イメルダ夫人は大量の靴をコレクションしていた逸話が有名ですが、ビートルズをフィリピンから叩き出したという話も有名なようで、Wikipediaから引用します。

■ イメルダ・マルコス:特記事項(Wikipedia)

1966年7月4日に、ビートルズはフィリピンでのコンサートツアー中、イメルダ・マルコス主催のパーティーに招かれた。たがツアー合間の貴重な休日に唐突な依頼であり、何度も執拗な依頼を受けるが突然の予定外の為に出席を断る。(省略)自分の招待を断る人間が理解できず激怒したイメルダ夫人は新聞やテレビなどのマスコミを総動員して、「ビートルズが勝手に約束を破った為に会えるのを楽しみにしていた子供たちが可哀想だ」とのネガティブキャンペーンを展開。ビートルズが仕事をすっぽかしたと報道を浸透させ、反論を認めさせなかった。この一件により、一気に国内にビートルズに対する反感が高まり、帰国の際にビートルズは空港で民衆から殴る・蹴るの暴行を受け、帰りの飛行機にはなかなか離陸許可が下りず、結局コンサートの収入をすべて当局に渡してようやく許可が下りたという顛末がある。

タイミングよく、イメルダ夫人の生涯を描いたドキュメンタリー映画「イメルダ」が、ちょうど今、東京大阪愛知で公開されています(→Link)。キャッチコピーは「3000足の靴だけでは語れない真実がある」。ノーマン・クックも「アルバムで語られるのは靴のことだけじゃないよ」と言っています。

News : 2009年10月03日 09:04

ブックマーク

Yahoo!ブックマークGoogleBuzzurlニフティクリップlivedorr clipdel.icio.usはてなブックマークFatboy SlimとDavid Byrne イメルダ夫人をコンセプトにしたアルバムを共作のはてなブックマーク数

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL :
http://www.spotlight-jp.com/matsutake/mt/mt-tb.cgi/375