2009年ベストディスク : matsu & take

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2009年12月30日 16:12

2009年ベストディスク

年末の恒例行事です。

2009年にリリースされた新譜の中から選びました。

Tarot SportFuck Buttons (ATP)

得体の知れぬ巨大なエネルギーの塊を、ウェザオールが職人技で料理した斬新なダンス／ロック。ウェザオールはソロデビューアルバム「A Pox On the Pioneers」もさすがの仕上がりでした。（レビュー / Amazon）

Spinbad's 90s MegamixDJ Spinbad (MP3)

80年代メガミックスで名を馳せたDJ Spinbadが、ついに90年代をメガミックス。カート・コバーンに黙祷。このレベルのDJMixがタダでゴロゴロとネットに転がっている昨今、Mixされた音楽を聴くのに忙しすぎてMixされてない音楽を聴く時間が足りません。（レビュー）

When Machines Exceed Human IntelligenceHarmonic 313(Warp)

元Global Communicationのレトロフューチャーヒップホップ＆ダブステップ。アレンジが全然違うシングルバージョンの「Battlestar」も格好良いです。（レビュー / Amazon）

Primary ColoursThe Horrors (XL Recordings)

PortisheadのGeoff Barrowがプロデュースしたサイケデリック・パンク。自分はGeoff Barrowのクラウトロック路線を全面的に支持します。Beak>のアルバムは渋すぎてよく分かりませんでしたが。（レビュー / Amazon）

OmnipresenceO.M.F.O. (Essay)

バルカン半島ダブ。バルカン半島ヒップホップ。バルカン半島…ってどこ？レーベルのボス、Shantelの「Planet Paprika」も楽しいアルバムでした。（レビュー / Amazon）

Slumdog Millionaire SoundtrackV.A. (Interscope)

映画も良かったですしサントラも良かったです。とにかくミックスのクオリティが凄すぎて、音の迫力に圧倒されました。（レビュー / Amazon）

Guns Don't Kill People... Lazers DoMajor Lazer (Downtown)

今をときめくプロデューサーDiploとSwitchのコラボレーション。ダンスミュージックはこれくらい下品でちょうどいい。ビデオが音以上に下品で必見です（→Vimeo）。このビデオの監督Eric Wareheimの名前はしっかり記憶しました。（Amazon）

ToeachizownDam-Funk (Stones Throw)

CD2枚組ギッチリ、胃もたれ必至の油ギトギト・ブギーファンク。意外にヒップホップっぽくないアップテンポな曲が個性的で良かったです。（レビュー / Amazon）

Out Of ControlGirls Aloud (Universal)

今年一番のポップスソングはPet Shop Boysプロデュースの「The Loving Kind」でした。2009年、旧譜の中で一番聴いたのは、多分Girls Aloudの前のアルバム「Tangled Up」です。（レビュー / Amazon）

LotusFlow3rPrince (NPG)

3枚組の中で一番のお気に入りの盤は「LotusFlow3r」。ポップス志向の淡白な内容が続いた00年代のプリンスのアルバムの中では、「LotusFlow3r」はトップクラスに入る聴きごたえのある作品でした。（レビュー / Amazon）

今年こそは全部きっちりレビューを書こうと例年以上に頑張ったのですが、残念ながらMajor Lazerが抜けました。とはいえ、今年はレビューに限らず、このブログの更新をだいぶん増やすことができました。というのは、今年久しぶりにパソコンを新調したことで、これまでパソコンが非力すぎてまともに使えなかった様々なWebサービスが利用出来るようになって、作業効率が飛躍的にアップしたのが主な理由です。今は亡きWeb2.0をひと足遅れでやらせてもらってます。

最後に、今年書いたブログ記事の中でアクセスの多かったものを中心に10本あげておきます。年末年始のおせちとバラエティ番組攻勢に飽きた際の箸休めにでもどうぞ。