2009年12月10日 10:02

人権団体アムネスティがPortisheadの新曲「Chase The Tear」を配信

12月10日は世界人権デーです。

画像 Chase The Tear Portishead「Third」リリース以降、新バンドBeak>始動、The Horrorsのプロデュース、新アルバム制作開始と、これまでがなんだったのかというぐらいに積極的にPortishead周辺が動いています。

12月10日の「世界人権デー」にあわせて、国際的な人権団体のアムネスティ・インターナショナルがPortisheadの新曲「Chase The Tear」を独占配信しています(→Link)。

もろクラウトロックな音です。Pitchforkのインタビューの中で、Geoff Barrowは「Third」で復帰するまでの期間にCanから受けた影響の大きさを語っています。

■ 5-10-15-20: Geoff Barrow(Pitchfork)

I had gone through a divorce, and I was just really unhappy. I gave up music for four or five years. I was involved in the outskirts of music, but I didn't want to write any, had no real ideas. I had had enough of sampling stuff. I had absolutely no direction. And that record just triggered a whole new part of my life. I found a way to fulfill my craving.

「離婚して4.5年音楽から離れていた。音楽も作らなかったし、サンプリングにもうんざりしていて、完全に方向性を失っていた。(その時に聴いた)このレコード(Can: Ege Bamyasi)は、人生の全く新しい部分の引き金を引いてくれた」。

このインタビューは、5歳10歳15歳20歳と、5年刻みで影響を受けたレコードを紹介して人生を振り返るという面白い企画で、30歳の時のレコードとしてCanの「Ege Bamyasi」を紹介しています。他に紹介しているのは、Frankie Valli: "Grease"(10歳)、Gang Starr: Daily Operation(20歳)、Jaylib: Champion Sound(35歳)などです。デビューアルバム「Dummy」の時Geoff Barrowは21歳!

この新曲「Chase The Tear」は、7digitalというサイトを通じて独占配信されていて、収益はすべてアムネスティ・インターナショナルに寄付されます(→Link)。残念ながら日本からは購入できないようです。最近ネット音楽配信から日本がハミ出される事例が多いように感じるのですが、知らない間に日本はネット上で鎖国を進めているのかもしれません。

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