2010年05月28日 20:58

_ - group_inou

matsu & takeがボーカルのミックスとエディットを担当しました。

[音楽/レビュー]
タイトル : _ (アンダーバー)
アーティスト : group_inou
レーベル : Gal
リリース年 : 2010/06/02

_ - group_inou ジャケット画像

■ 佐々木敦 HEADZ コメント(group_inou information)

group_inou待望のセカンドフルアルバムを聴きながら、僕はこの二人、imaiとcpのことを、絶対的に信頼できるとあらためて確信している。パンクであることとポップであること、キャッチーであることとアゲインストであることが、けっして矛盾しないどころか、最良のケースではまったく同じ意味であるという当たり前の真理、だがほとんどの者が証明できないでいる真理を、彼らは登場した瞬間から僕たちに思い至らせ、徹底的に思い知らせてくれたのだし、この新作によって、その真理は更に明度と確度を増して、鮮やかに際立ってこちらに迫ってくる。楽曲的なヴァラエティは驚くほど広がっており、imaiの電子的叙情溢れるトラックも、cpのクールかつエモーショナルなMCも、その超然とした佇まいはそのままに、こう言ってよければ、着実に年齢を重ねている。どの曲にも一度聴いただけで鼓膜の奥に突き刺さって取れなくなるようなインパクトがあるが、それは即効性であるばかりでなく、聴く度に表情を変幻自在に変えながら、記憶の底に深く深く潜り込んでくるような技術力を持っている。ラフさと強度、シンプリシティと複雑さが、けっして矛盾しないどころか、高い次元で共存し得ることを、このアルバムは見事に証明している。group_inouはまたもや、最高傑作を更新した。

group_inou 画像昨年2009年にリリースされたgroup_inouのミニアルバム「ESCORT」に続いて、group_inouのセカンドアルバム「_」で、ボーカルのミックスとエディットを担当しました。

トラックにボーカルがうまく乗っかるように、ボーカルの音量・音質のバランスを調整したりエフェクトをかけたりして、最終的に曲を完成させる作業です。アルバムに収録された9曲のすべてで作業しています。

今回も自由過ぎるくらい自由に空間をねじ曲げて、声を切って貼ってしています。前作の「ESCORT」でつかんだ感覚を元に、聴こえるところから聴こえないところまで、すみずみにまで思い付く限りのアイディアを盛り込むことが出来ました。

発売日は2010年6月2日です。一歩も二歩も先に進んだグループイノウ(とmatsu & take)の現在を体験して下さい。

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Works : 2010年05月28日 20:58

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