matsu & take

Stones Throwのボス、Peanut Butter Wolfが面白い音源をアップしました。1982年にPeanut Butter Wolfことクリス少年と、Baron Zenこと友人スティーブくんが一緒に作ったカセットテープで、タイトルは「The Countdown: Top 50 of 1982」。二人の1982年お気に入りソングを50位からラジオDJ風にカウントダウンして紹介していくというテープです。

■ DJ Chris & DJ Steve - The Countdown: Top 50 of 1982, Vol. 1, #50-#31（mixcloud）

Taken from three sides of a couple 30-minute cassettes, and mixed in early '83, here are DJs Chris & Steve (aka Peanut Butter Wolf and Baron Zen) running down the top 50 jams of 1982.

曲紹介をする2人の声がとても可愛いらしい！ 欧米のラジオDJによくある「インザミックス！」とか自分の声にディレイかけて曲にミックスしたり、自分の歌をコーラスに重ねてみたり、いろいろ芸が細かいです。2人の声のテンションが低いのがいかにも部屋でラジカセで作った感じで笑えます。曲によってはビートの部分だけを繋ぎあわせてループさせてブレイクビーツ的なことをやっていたり、きっと将来このDJの子はヒップホップのレコードをリリースしたりレーベルを立ち上げたりするんじゃないかと思いました。

子供のくせに渋い選曲センスはさすがで、ソウル、ヒップホップ、ファンク、エレクトロ、ブギーなど、今のStones Throwの雰囲気と普通に繋がっています。プリンスの「1999」から4曲もランクインしていて、以前Peanut Butter Wolfがインタビューでプリンスからの影響を語っていましたが、それが証明された形で、両者とものファンとしては嬉しいところです。

最近のPeanut Butter WolfのDJミックスも公開されています（→Link）。これは“disco, boogie and house music”をテーマにしていて、こちらの1曲目もプリンス。