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2010年12月26日 00:21
これぞIMAX3Dの底力 / トロン:レガシー
IMAX3Dは凄かった。
80年代伝説のカルト映画「TRON」の続編。IMAX3Dの劇場で鑑賞。
映画の公式サイトを見ても、一作目の「TRON」に関する記述が全く無く、テレビでの放送も無いような扱いなので、前作を見てなくても楽しめるリメイク作品のように受け止められているフシがありますが、正統な続編です。旧作の知識は有ったほうが楽しめると思います。旧作との関連でニヤリとさせるような場面がいくつかあります。
ストーリーについては、特に目新しさのない単純明快なもので、だいたいは想像通りでした。ディズニーの映画ですし。自分は小学生の時に旧作を見て衝撃を受けたような世代で、そういう思い入れたっぷりに見に来る旧作の世代向けに変な深みを持たせるより、現在の小学校高学年くらいが難なく世界を理解できるくらいの映画にするのが制作側の意図だったのでしょう。そういう意味では、まぁギリギリ及第点。
今回、初めてIMAX3Dでこの映画を鑑賞しました。今までに東宝のXpanD方式で数本の3D映画を見て、今後高い金を出してまで装着感の悪いメガネを借りて画面の暗い映画を見ることは無いと決意していました。IMAXは最後のチャンスです。
IMAX3D、これがほんっとうに素晴らしい。3Dメガネをかけても画面がほとんど暗くならない。メガネっこの自分がメガネonメガネしても3Dメガネがズレない。スクリーンもでかくてキレイ。スクリーンのすぐ向こうに地続きで世界が存在するような感覚を初めて体験しました。
そしてなによりも、音がでかい。ズボンが震えるほどに大音量の低音が足元からビリビリ響いてきます。それなのに、IMAXの劇場の特性で、音が全くぼやけずにクリア。これには感動しました。音楽はもちろんDaft Punk。家でサントラをサラっと聴いている感じでは「期待してたより普通のサントラっぽくて地味だなー」くらいの感想でしたが、IMAXの素晴らしい音響の大迫力で聴くと、全く印象が違いました。少々ストーリーが単調でも、音の迫力と画面の奥行き・透明感・光・デザインを楽しめたので、眠くなることはありませんでした。
単純明快なストーリーとすばらしい映像と大音響で聴くDaft Punk、「トロン:レガシー」はIMAX3Dを体験するためのサンプル素材のような作品です。
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Review : 2010年12月26日 00:21
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