matsu & take

The Beach Boysのブライアン・ウィルソンがディズニー名作アニメの主題歌や挿入歌をカバーしたアルバム。自分は財布と相談した結果、まずこちらのほうを買いました。

「Smile」リリースの歴史的瞬間とタイミングがかぶさったので、完全にこっちの存在が霞んでしまっていますが、リラックスした良い雰囲気のアルバムに仕上がっています。

自分自身はディズニーアニメの熱心なファンというわけではないので、幼少時に見たような記憶があるアニメからの曲が大半なのにほとんどの曲を記憶しておらず、「こんな曲だっけ？」の連続でしたが、ブライアン・ウィルソンのソロアルバムとして楽しんで聴きました。そもそも元曲を作曲しているのがエルトン・ジョンだったりランディ・ニューマンだったりするので、天才が天才の曲をどうカバーするのかという楽しみ方だけで十分お釣りがくるアルバムです。

選曲は新旧の偏りなく良い感じにバラけています。YouTubeで元曲を探して聴くと、元からビーチボーイズっぽい曲も多くありますが、オーケストラによるドラマチックな展開の元曲をコンパクトなポップスにアレンジし直したものにブライアン・ウィルソンの真髄が感じられます。

スペシャルサンクス欄には、ウォルト・ディズニーに向けて「人々が笑顔になる世界を作ってくれてありがとう」の言葉が。「笑顔」は「SMiLE」と綴られています。