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2011年11月30日 09:07
Autechreが1991年にリリースした幻のデビュー作「Legofeet」が再発
Legofeet名義。Skamから。
オウテカがWarpレコードからデビューアルバム「Incunabula」をリリースしたのが1993年ですが、オウテカはSkamから"Legofeet(Lego Feet)"という名義で同名タイトルのEPを1991年にリリースしていました。こちらがRob BrownとSean Boothの真のデビュー作品なのだそうです。これがCDで限定再発されます。
■ Autechre’s “lost” debut reissued(factmag)
The rare debut EP by Autechre – long regarded by fans as the holy grail of electronica – is to receive a limited CD release for its 20th anniversary.
このLegofeetのEPをDIscogsをで見てみると、今現在で300ポンド(約37000円)で一枚だけ売りに出ています(→DIscogs)。
なんでもあるYouTube、YouTubeで音が聴けます。
「Incunabula」よりも荒っぽくてアシッドハウスっぽさが強いですが、すでにこのデビュー作の段階でメロディやビートの中にオウテカの個性がしっかり刻まれていて、実に素晴らしい内容です。
限定リリースだそうですが、どの程度の限定リリースなのかは今のところ不明で、まだ大手のCDショップには掲載されておらず、元記事ではphonica recordsという店(→Link)が12月1日から予約を受け付ける販売することを紹介しています。
ついてに、なんでもあるYouTube、Legofeetと同時期にリリースされたAutechre名義でのデビューシングルとなる「Cavity Job」の音もあったので貼っておきます。こちらは1991年らしいハードコアテクノっぽい作風です。
■ 追記:11/12/2
iTunes StoreやBleepなどでデジタル配信が始まっています(→iTunes / →Bleep)。CDはAmazonでも発売されるようです。今回の再発盤はオリジナルの12インチには未収録の曲が入って74分のボリュームになっているそうです。
■ 追記:11/12/12
BLEEPに注文していたCDが届きました。90年代後半のAutechreからエフェクターを没収したみたいな曲やアシッドハウスの出来損ないみたいな曲がトラック分割無しで山ほど入っていて最高です。SKAMに対して多くの「殺害予告、懇願する手紙、身代金要求」があったために(→Twitter)、急遽アナログ盤でも再発されるそうです。
News : 2011年11月30日 09:07
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