2011年12月30日 17:08

2011年ベストディスク

年末の恒例行事です。

2011年にリリースされた新譜の中から、よく聴いたものを選びました。

■ Well Spent Youth - Isolée

ドイツミニマルテクノの至宝、Isolée5年ぶり3枚目のアルバム。5年後が楽しみです。(レビュー / Amazon / iTunes

■ Relax - Das Racist

ブルックリンのキューバ人とインド人がサブカルについてラップする、気の抜けたヒップホップグループ。アルバム前のミックステープも含めてよく聴きました。(Amazon / iTunes

■ 93 Million Miles - Africa Hitech

Global CommunicationのMark PrichardとSpacekのSteve Spacekが結成したUKベース音楽見本市的なユニット。さすがのクオリティと遊び心。(レビュー / Amazon / iTunes

■ Let England Shake - PJ Harvey

音楽性の幅が広がって歌詞も変化したPJ Harvey8枚目のアルバム。キャリアで最高のアルバムでしょう。(レビュー / Amazon / iTunes

■ The Randy Newman Songbook Vol. 2 - Randy Newman

ピクサーの音楽の人のピアノ弾き語りセルフカバーアルバム第二弾。第一弾と比較して地味な選曲ですが、非常に染みます。(レビュー / Amazon / iTunes

■ Sam Baker's Album - Samiyam

Flying LotusのレーベルBrainfeederから出たインストヒップホップ。中はジュワジュワ系シンセで、外はゴツゴツ系ビート。(Amazon / iTunes

■ Routes - LV & Joshua Idehen

Hyperdubからリリースしているグループがボーカリストを迎えて作ったアルバム。レゲエ、ハウス、2ステップなどをごちゃまぜにして鳴らされる、クール気取りのポストダブステップ。(Amazon / iTunes

■ 13 Chambers - Wugazi

ネットでフリー配布されたWu-Tang ClanとFugaziのマッシュアップだけで構成されたアルバム。名前オチの企画勝負ミックスかと思ったら音もしっかりと素晴らしかったです。(ダウンロード

■ Ska001CD - Legofeet

幻のAutechreのデビュー作品がボーナス音源満載で再発。アシッドハウスとIDM・エレクトロニカのミッシングリンクをつなぐ考古学的一枚。(紹介記事 / Amazon / iTunes

■ Freaking Out - Toro Y Moi

iTunesの再生回数集計によりますと、今年一番よく聴いた曲は、このEPに収録のAlexander O'Neal(80年代ファンクの人)「Saturday Love」のカバーだったそうです。(Amazon / iTunes

ざっとこんな感じです。今年はブログにレビューを書いた作品が半分以下とサボりすぎました。レビューを書いてないアルバムは「最初に聴いた時によくわからなかった」パターンか「良いアルバムだけど特に書きたいことがない」パターンのどちらかです。

2011年、こうしてる間にもネットでは無料で聴ける音楽がどんどん増殖しているのですが、無料だからという理由で目の前にあるものにパクパク食いついてると、本当に聴きたいものを聴くための時間がどんどん減っているという当然の現実に気付いて恐怖しました。「時間は無限じゃない」ということを非常に強く意識した一年でした。

今年書いたブログ記事の中で、アクセス数の多かったものと頑張って書いた割に反響の少なかったものに、さり気ない宣伝記事を織りまぜて10本ほど置いておきます。年末年始の暇つぶしにどうぞ。2012年もよろしくお願いします。

Text : 2011年12月30日 17:08

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