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2012年09月03日 07:38
サイケ夫婦のダブ的子育て論 / Lucifer - Peaking Lights
あんた、ディレイかけなはれ。リバーブもかけなはれ。
カリフォルニアの夫婦ロックデュオPeaking Lightsのサードアルバム。昨年の「936」に続く2枚目かと思ってたら、2009年に「Imaginary Falcons」というのが出ていて、これは3枚目。
前のアルバムを作った後に夫婦の間に赤ちゃんが誕生して、「Beautiful Son」というズバリそのままなタイトルのサイケなアンビエントがあったり、赤ちゃんの笑い声にディレイがかかる「LO HI」というサイケなダブがあったりと、アルバムにはハッピーでリラックスしたムードが充満しています。赤ちゃんも一緒にライブツアーを回っているそうで、すでに第3のメンバー状態だそうです。
前作の「936」から大きな変化は無いんですが、パッと聴いた感じでは、音色のローファイ感は若干薄まったようて、よりわかりやすく丁寧に作られているような印象をうけました。インタビューによると、赤ちゃんを傍らにレコーディングをしていて、複雑な曲を作っていると赤ちゃんが曲への関心を失ってグズりだすので、赤ちゃんが関心を保つような曲作りを心がけたそうです。このアルバムのキーパーソンがMikko君であることは間違いないです。
そんなMikko君に両親が日常的にいろんな音楽を聴かせて、その中で好反応だった曲を集めてMixしたものがSoundcloudに公開されています。New Orderでは、両親の好きな「Bizarre Love Triangle」よりも「Blue Monday」に好反応を示したそうです。
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Review : 2012年09月03日 07:38
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