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2014年08月28日 09:05
Caustic Windowをネットに出品した人物が判明 - お蔵入りになった理由も判明
fucking amazing。
「SYRO」(サイロと読むそうです)のリリース発表にともなって、様々な音楽メディアによるインタビューが一気に行われているようで、ここ数日でインタビューの内容がチョロチョロとネットに小出しにされています。
ドイツの雑誌Grooveが同様にインタビューの内容を小出しにしているのですが、それが「SYRO」についてや私生活についてではなく、先のCaustic WindowのKickstarterの裏話についてのものだったので、ちょっと訳してみました。
■ APHEX TWIN uber ?Caustic Window“ und Kickstarter(groove)
Last Friday, Groove editor Heiko Hoffmann interviewed Richard D. James in London for the upcoming 25th anniversary issue of the magazine. During the interview James also commented on the Kickstarter campaign involving the test pressing of his unreleased Caustic Window album from 1994.
アルバム「Caustic Window」が1994年にRephlexからリリースされなかった理由
ホワイトレーベルをプレスしたが一曲目が気に入らなかった。他の曲に代えたかったんだけど、うまくいかなかった(訳注:説得が? got around)。だから棚上げにした。他の2枚も同様だ。Analogue Bubblebath 5はネットに流出したし、間抜けなTVゲームの音楽みたいなMelodies from Marsも、ひどい音質のテープの音源がネットに流出した。みんな他の俺のどの作品よりもそっち(訳注:曲を入れ替えた正規版のMFM?)を気に入ると思うよ。
テストプレス盤のDiscogsでの販売について
94年頃にホワイトレーベルをあげた友達が銀行債務を抱えたからなんだ。彼は13,500ドルの借金を返済するためにレコードを売りに出してもいいか俺に尋ねてきた。俺は「いいよ、成功を祈るよ!」と言った。そのレコードを買うためにみんなが団結したのは本当にfucking amazingなことだ。そうしたら、彼は他の2枚のレコード、「Analogue Bubblebath 5」と「Melodies from Mars」も売りに出してしまい、俺はそれは止めてくれと頼んだ。なぜなら、それらはWarpからきちんとリリースしたいんだ。それらは俺が出してほしいと思っているバックカタログの一部だ。その後、Caustic Windowのテストプレスを買ったNotchの男、このMinecraftの男(訳注:Markus Persson、CWLPの落札者でMinecraftの開発者)が、彼からそれらも購入した。俺は彼がそれらをリリースしない限りはいいと言った。とにかく俺はそれらを誰にもブートレッグにして欲しくないんだ。
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以上です。
ひょっとして「Caustic Window」の出品は全部「SYRO」リリースに向けてのWarpによる壮大な仕掛けだったんじゃないかと感じ始めていたんですけど、どうやら普通に泥臭い借金がらみの話のようです。
このインタビューを読む限りは、「Analogue Bubblebath 5」と「Melodies from Mars」はいつの日かきちんとWarpを通じてリリースされると思っておいて間違いなさそうです。あまりネットで聴いたりせずに楽しみにして待っておきたいと思います。
News : 2014年08月28日 09:05
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