2014年12月25日 21:36

2014年ベストミュージック

年末といえば。

2014年に発表された音楽の中から、よく聴いた音楽を10点選びました。うち1点はまだ出たばっかりで数回しか聴いてないけど今後よく聴くことになりそうなやつです。

■ Black Messiah - D'Angelo And The Vanguard

VoodooともBrown Sugarとも全然違う。良い曲がいっぱい入った良いアルバムでした。(Amazon / iTunes

■ Magazine 13. - Barnt

80年代ジョン・カーペンター監督の映画のサントラの持つ空気感を忠実に再現したかのような、キンキンに冷えた禁欲テクノ。(Amazon / iTunes

■ Flesh and Machine - Daniel Lanois

ロック界最高のミキシングエンジニアが作った本気のスタジオ実験アルバム。肉と機械のせめぎ合いダブ。上のスタジオライブ動画はアルバム内の音源よりも元気があって格好いいです。(Amazon / iTunes

■ Syro - Aphex Twin

Selected Friendly Works。しかし聴けば聴くほどに細部にまで手の込んだ緻密さに驚かされました。Caustic Windowの未発表LPとセットで聴けばなお良し。(Amazon / iTunes

■ Art Official Age - Prince

歌詞には色気が復活し、音にはマンネリ状態から抜けだそうという挑戦がありました。パープルレインから30年、いまだ枯れず。3rd Eye Girlとのロックアルバム「Plectrumelectrum」とセットで聴けばなお良し。(Amazon / iTunes

■ Under Destruction - KiNK

ズラッと並んだ機械のつまみを忙しくグリグリ動かす姿が容易に想像できる、脈打つ生テクノ。ブルガリアの人です。(Amazon / iTunes

■ Biology - Young Marco

純朴なドラムマシンのビートにテクノポップ風な胸キュンシンセ。オランダの人です。(Amazon / iTunes

■ Take Time EP - Mumdance

面白い音と面白い音響だけで構成された不思議グライム。一見ルール無視のようで実はギリギリのラインを保ってて、とても不思議。90年代ハードコア(・テクノ)をテーマにしたDJMixも良かったです。(Amazon / iTunes

■ The Secret Cosmic Music Of The East German Olympic Program 1972-83 Volume 1 & 2 - Kosmischer Laufer

どこまで本当の話なのか、70年代、とある東ドイツの音楽家が政府に命じられて自国のオリンピック選手のトレーニングのためだけに作っていた曲の発掘コンピレーション。政府に隠れてこっそり研究していた敵国西ドイツの最先端ロックの影響が炸裂してます。(Amazon / iTunes

■ Suburban Base Records (The History of Hardcore, Jungle, Drum & Bass: 1991-1997)  - Various Artists

ブレイクビーツテクノ・初期ドラムンべース最重要レーベルの一つ、Suburban Base Recordsの総ざらいコンピレーションが40曲以上収録でこのお値段。(Amazon / iTunes

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という感じです。今年は待望の復活があったり、長年地道にやってる人が期待以上の佳作を出したり、かなり充実した音楽リスナー生活でした。新譜だとテクノ、旧譜だと90年前後のUKUSハウスをよく聴いてました。Dさんの新作を土壇場で10点の中に放り込んだ為に選外にこぼれ落ちてしまったのは、Mr. Mitch、Luke Abbott、DMX Krewあたりです。

Review : 2014年12月25日 21:36

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