Tsuyoshi Matsutake - matsu & take

ジャケットは、わっとシンボルマークが飛び出すホログラム仕様。ホログラムはシールのように貼付けられてるだけのようなので、数年後剥がれてこないか心配。管理が面倒なので特殊ジャケは勘弁してほしい。

音の方は少しロック寄りですが、メジャー流通再開以降の「Musicology」「3121」とほぼ同路線。プリンスにしてはアッサリしてて物足りないけど、それだけに胸焼けせずに何度も聴ける、というような、「Musicology」「3121」と似たような印象。

さり気なくリンドラムを鳴らしたり（「Future Baby Mama」）、能天気なアップテンポの軽いロックがあったり（「The One U Wanna C」）、80年代もきっちり押さえてますよ、というあたりがメジャー復帰以降のプリンスの妥協なのかなんなのか。心遣いはありがたいのですが、そろそろ好き勝手なのを聴かせて欲しくもあります。

ブックレットは付属しておらず、pdfでネット配布。しかし各楽曲の演奏者のクレジットなどは詳細なものではなく、今作にゲスト参加している旧友・元RevolutionのWendy & Lisaが、具体的にどういう貢献をしているのか不明なのが残念。「Revelation」のコーラスなんかは絶対そうだと思うんですけど。

ちなみに「愛のペガサス（2nd）」「戦慄の貴公子（４th）」以来久しぶりに、今作の日本盤には邦題が付いていて、「プラネットアース〜地球の神秘〜」だそうです。NHK特集か。