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2010年05月11日 14:09
Mr. Oizoが「超能力タイヤ」の映画を制作 - カンヌ映画祭でプレミア上映
タイトルは「Rubber」。
元祖フレンチエレクトロ、昔はF Communications、今はEd Bangerの一員として活躍するMr. Oizo(Quentin Dupieux)が映画を完成させました。
ロバートという名の「超能力タイヤ」が不思議な少女に呼び寄せられてカリフォルニアの砂漠を冒険する映画だそうです。予告編の中では、タイヤの超能力でカラスの頭が吹き飛んでいます。Mr. OizoことQuentin Dupieuxが監督・脚本・編集。サントラはMr. Oizoの他に、JusticeやSebastiAnが手がけているという情報があります。明日始まるカンヌ映画祭でプレミア上映されます。
この「Rubber」は、2007年の「Steak」に続くMr. Oizo2作目の長編映画です。もともとLaurent Garnierのビデオクリップを作るところからキャリアが始まったMr. Oizoなので、加えて自作のキャラクター「Flat Eric」を使ってLevi'sのCMを制作していた例(→YouTube)もありますし、彼が映画を撮ると言うのに特別な意外性はありません。ですが、2作も立て続けに制作するほどに映画に熱心に取り組んでいるとは知りませんでした。
どうやら「Steak」はコメディ作品のようです。フランス語なのでまったく何が何だかわかりません(「Rubber」のほうは英語で撮影されています)。いくつか「Steak」のレビューを読みましたが、「未来のカルトクラシック」「笑いがアバンギャルドすぎて理解不能」と言った感じで、評価は割れているようです。映画のデータベースサイトIMDbのレイティングは4.9/10で、1点を付けた人が全体の16%、10点を付けた人が全体の18%と、こちらも面白いくらいに真っ二つに評価が割れています(→imdb)。
ところで、Mr. Oizoといえば自分はいまだにFlat Ericのイメージが強烈なのですが、Flat Ericのほうもまだ現役で、ちょっと前にN.E.R.D.のPharellが出演した新作映像がネットで公開されています。
ちなみに、Mr. Oizoの「Oizo」はフランス語で鳥(oiseau)のこと。邦訳するなら「鳥男」「鳥氏」といったあたりでしょうか。
News : 2010年05月11日 14:09