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2008年07月22日 10:53
Partie Traumatic - Black Kids
久しぶりに楽しみにしていたロックバンドのデビューアルバム。
今の今までずっとUKのバンドだと思ってました。フロリダ出身の男女人種混合5人組バンド。
2008年に直球でキュアーやるか!とまず音を聴いて惹き付けられ、IKKOそっくりのボーカリストの毒気にあてられ、とどめに知ったプロデューサーの名前はバーナード・バトラー(ex Suede)。
何がいいって、ボーカリストが気持悪いのがいい。もちろんキュアーのロバート・スミスのコピーキャットに近いことも事実とはいえ、今80年代をやるバンドは掃いて捨てるほどあれど、あの時代の音楽が存分に含んでいた過剰なナルシシズムをここまでちゃんと表現してるバンドはそう多く無いでしょう。3年後には恥ずかしくて聴いていた記憶を抹消したくなるけど、10年後に確実に思い出して音源買い直すような。
シングルカットされた「I'm Not Gonna Teach Your Boyfriend」「Hurricane Jane」を越える曲が無い!という厳しい声もあるようですが、個人的にはそこそこ気に入りました。デビューアルバムとしては十分合格点でしょう。でも「I'm Not Gonna Teach Your Boyfriend」の元気良さだけを期待するとはずすかも。男女デュエットということもあってHuman Leagueを感じさせるような曲があったり、意外に引き出しは多そうです。
Review : 2008年07月22日 10:53
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