matsu & take

8月16日、ロンドン上空をAphex Twinのロゴが入った飛行船が出現し、ニューヨークの路上にAphex Twinのロゴが発見され、確証は何も無いものの何か始まってる感じはありましたが、どうやら本当に何かが起こっているようです。

8月19日、普段はライブ情報やメディア情報だけが事務的に投稿されているAphex Twinの公式Twitterアカウント @AphexTwin に「http://syro2eznzea2xbpi.onion」という謎のURLがツイートされました。

http://syro2eznzea2xbpi.onion

— Aphex Twin (@AphexTwin) August 18, 2014

このonionという文字で終わるURLは普通にクリックしても何も起こらず、Torというソフト（最近日本でもPC遠隔操作事件で話題になったあれ）でアクセスできるものらしく、それを使って閲覧すると、リチャードの顔のコラージュ画像、「APHEX TWIN」「SYRO」などの文字や、曲名、そのBPMらしき数字のリスト、アクセス者の情報、ロンドンの飛行船と似た色のAphex Twinのロゴなどが画面に表示されます。

APHEX TWIN:
SYRO:
minipops 67 (source field mix):
XMAS_EVET10 (thanaton3 mix):
produk 29:
4 bit 9d api+e+6:
180db_:
CIRCLONT6A (syrobonkus mix):
fz pseudotimestretch+e+3:
CIRCLONT14 (shrymoming mix):
syro u473t8+e (piezoluminescence mix):
PAPAT4 (pineal mix):
s950tx16wasr10 (earth portal mix):
aisatsana

同じものをTor関係なしに表示するらしき通常のURL「http://syro2eznzea2xbpi.com/」も発見されました。こちらはタイトルと曲名のような情報がXで隠されています。ドメイン所有者はWarp recordsです。

ということで、どうやら今回は本物の情報っぽいですね（まだ自分は100％は信じないようにしてますけど）。Pitchforkは「We can confirm that all of this information: the image, the album title, and the tracklist, are all real and official.」と書いています（→pitchfork.com）。

アルバム名は「SYRO」のようですが、今回投稿されたURL「syro2eznzea2xbpi」には「SYRO」のほかにも「eznzea」「xbpi」の文字が２を挟む形で入っています。3枚出る？.onionのURLは自動生成？謎は深まります。

（追記：「Syro」「Eznzea」「Xbpi」を並べ替えると「sexy pizza boner」になることが誰かしらによって発見されました。bonerは勃起の意味のスラングだそうで、 pizza bonerはネット上の英語スラング辞典urban dictionaryにも載っている言葉です。意図的なのか偶然のミラクルなのかは当然ながら不明です。）

実はちょっと前に軽い前振りがあって、Caustic WindowのKickstarterで動いたフォーラムWATMMの管理人さんが、その時にリチャードと会話したらしく、その中で彼が「New Shit Is Imminent」と発言したということが報告されていました（→watmm）。imminentは「〈危険など〉今にも起こりそうな，差し迫った，切迫した」という意味の言葉です。「今にも！」と言われましても日付を出してもらわないと、ぬか喜びになってしまった例を挙げればきりがないので、心の片隅に留め置く程度でしたが、以外に早くimminentしそうです。