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2008年06月01日 09:18
MDR-Z600 イヤーパッド交換
ヘッドホンのイヤーパッドだけを取り寄せて交換。その一部始終を画像付きでレポートします。
買ったのはいつだったか、多分10年以上前に「スタジオではソニーがヘッドホンの定番らしいし評判いいらしいから」みたいな自意識のかけらもない適当な判断で購入したソニーのヘッドホン「MDR-Z600」。
理由は適当でも購入の判断は正解で、10年使っても音自体に全く不満は無く、折りたたみ可能な利便性を重宝しているのですが、経年劣化でイヤーパッド(耳に触れる布張りの部分)がボロボロになって、中のウレタンは丸見えだわ、クッション性・密着性はゼロだわ、それはもうヒドいルックスで、とても人様に見せられる風体ではなくなってしまいました。
音自体に不満はないけど、イヤーパッドの密着性が無いのは問題。やっぱり買い直すしか道はないものか、あぁMOTTAINAI、と思案していたらば、イヤーパッドの部分だけソニーから取り寄せて簡単に交換できるという情報をネットでたくさん発見。早速チャレンジしてみることにしました。
話題の店「サウンドハウス」で安価で取り扱っているようですが、自転車で行けるソニーのサービスセンターに直接取りにいけるならそっちのほうが手っ取り早いし経済的だろうと考えて、早速ソニーの部品購入専用のカスタマーセンターに電話。部品の取り寄せは可能だと言う話。直接買いたいなら受け取りたい最寄りのサービスセンターに連絡入れて、今から教える「管理コード」を言って注文しろ、という内容のことをもっと丁寧な言葉で伝えられ、大阪のサービスセンターに電話して「イヤーパッド左(管理コード:4-954-041-13)」「イヤーパッド右(管理コード:4-954-042-13)」「前面フロント(2枚 / 管理コード:4-954-044-01)」を伝えて注文しました。
「前面フロント」というのはイヤーパッドとスピーカーの間に挟む薄いスポンジのようなもの。低音に影響があるので、イヤーパッド交換のタイミングで交換する方が良い、と書かれたブログがあったので、真に受けて購入。1枚105円。イヤーパッドは1つ430円で、トータルでかかった費用は税込で1,070円。手数料等は一切無しです。電話した翌日にはサービスセンターに品物が到着するという迅速さで、世界のソニーの底力を感じました。サービスセンターのロビーにはブルーレイディスクがデモンストレーションされていて、映像は「アイ・アム・レジェンド」。壁には多くの「この商品使ってたらご連絡を・無償で点検します」の張り紙が。
さて、交換。工具は必要ありません。
赤い部分が固い素材になっていて、これをひっかけて取り付けるという仕組みのよう。ちょっとやそっと強めに引っ張っても破れるようなものではないので安心を。
前面フロントは本当に単なるの薄っぺらいスポンジのよう。
では、これから本番の作業にかかります。
古いイヤーパッドは上の写真のようにちょっと引っ張ってやれば簡単に外れます。
ボロ過ぎてお恥ずかしい限りの古いイヤーパッド。見るも無惨。
イヤーパッドを外して剥き出しになったスピーカー部分を見ると、「前面フロント」が...ない!よく見ると黒いウレタンが溶けたような形跡が。大部分は時とともに少しずつ削れて埃として消えていったのか、もっと化学的な何かが起こったのか。数百年かけて雨のしずくが岩に穴をあけると言います。
新しい前面フロントを置きます。
新しいイヤーパッドを装着します。ネットで調べると「簡単にできました」という感想ばかり目にしましたが、いざ取り付けようとすると、最初は要領がよくわからず戸惑いました。赤色の付いた部分を引っ張って少し伸ばして、ヘッドホンの方の隙間に咬ませていくようなやり方かと思ったら、そうではなく、上のように赤色の部分をヘッドホンの隙間に少し入れて、あとは残りの部分をスイスイ入れていくだけ、最後に少しだけ引っ張って調整するような感じです。要領さえつかめば実に簡単です。
見違える輝き。
左も全く同じ要領です。イヤーパッド左は青色です。
作業完了。写真を撮りながらやっても10分程度でできました。
外されたイヤーパッド、ひどいボロボロです。こんなに安価で簡単なんだったらさっさとやっておけばよかった。10年以上も苦労をともにし、後年は不平1つも言わず汗を吸い込んでくれていた戦友。捨てる前に何かに再利用できないものかと試行錯誤…。
黒い…耳? はっ!
アディマウス。
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サウンドハウスの該当商品ページへリンクをはっておきます。
Text : 2008年06月01日 09:18
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