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2008年06月02日 16:58
Welcome - James Pants
Stones ThrowからPeanut Butter Wolfの肝煎りでデビュー。
Stones Throwから80'sっぽいのが出る、ということで期待していたアルバム。なんとなくイメージしていたStones Throwなりのエレクトロなヒップホップ、というよりは(そういうものもあるにはある)、もっとロック的な文脈を感じさせる、思わず初期のBeckとかアーサー・ラッセルとかを連想してしまうような雑食的な音楽性です。
▲ James Pants - Cosmic Rapp
「ジェームス・パンツ」という名前から連想したとおりのニヤニヤサウンド。軽くラップやボーカルの入った曲もありますが、手弾きのインストトラックが中心で、軽いファンクや4つ打ちのディスコっぽい曲が面白い。おふざけ感が濃厚にありつつも、さり気なく(さり気なさが重要)ほんのり洒落た和音でブラックでエレガントな質感をまぶすことのできるセンスの良さがあって、そこがこのアルバム「Welcome」を特別なものにしているように感じます。
全16曲で2分前後の短い曲がほとんど、ひょうひょうとした肩の力の抜け具合が耳馴染み良くて、ついつい何度も聴いてしまいます。
Review : 2008年06月02日 16:58
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