2008年10月12日 21:55

YouTubeで聴けるテクノ名曲10選 - 次点10選

ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・テクノ・ミュージック。次点。

前エントリー「YouTubeで聴けるテクノ名曲10選」から続く。前回の選から漏れた次点を10曲セレクトしました。

前回は「SF」に触れたいという人に「ガンダム・スターウォーズ」を紹介したような感じでして、今回は「2001年宇宙の旅・ブレードランナー」を紹介します。

■ Underground Resistance - Jupiter Jazz

デトロイトテクノの大御所。This Is Techno。1992年。(→ iTunesStore / → Amazon)

■ CJ Bolland - Camargue

ベルギーのレーベルR&S所属。今のトランスの元祖はこのあたりの音では。1993年。(→ Amazon)

■ The Future Sound of London - Papua New Guinea

バレアリックハウス/ブレイクビーツテクノの代表曲の1つ。バレアリックハウスは解釈が幅広すぎて掴みにくいジャンルなのですが、要は生楽器だ民族楽器だ、なんでもかんでも盛り込んだ開放的なハウスミュージックということです。「バレアリック(Balearic)」の単語は、レイブの聖地であるスペイン・イビザ島を含む「バレアレス諸島(Islas Baleares)」の名前から来ています。FSOLは90年代中期は優れたアンビエント作品を多く残しています。1991年。(→ iTunesStore / → Amazon)

■ LFO - LFO

むき出しの電子音で作られたUK流シカゴハウス「ブリープ・テクノ」。後にBjorkやDepeche Modeのプロデュースを担当します。1993年。(→ iTunesStore / → Amazon)

■ The KLF - Madrugada Eterna

チャートを席巻、メディアで大暴れしたKLFですが、テクノ史の教科書には脱ダンスフロア「アンビエントテクノ」を開拓した偉業が記載されます。この曲は全1曲(2曲?)なアルバム「Chill Out」の一部分。1990年。(→ Amazon)

■ Autechre - Second Bad Vibel

当時言うところの「インテリジェントテクノ」。エレクトロニカ/IDMのスタート地点。1995年。(→ Amazon)

■ Hardfloor - Lost in the Silver Box

ドイツで起こったアシッドハウス・リバイバル。HardfloorはベースマシンTB-303をギターのエフェクターで歪ませることを発明。1993年。(→ iTunesStore / → Amazon)

■ Dave Clarke - Red 2(Wisdom to the Wise)

UKハードミニマルのマイルストーン。堅いドラムの質感がテクノシーン全体に衝撃を与えました。1994年。(→ Amazon)

■ Plastikman - Spastik

デトロイトのRichie Hawtinの主要な名義。アシッドテクノの極北。ポコポコポコポコ…。今のクリックハウスに繋がります。1994年。(→ Amazon)

■ The Sabres Of Paradise - Smokebelch II (Beatless mix)

Primal Scream「Screamadelica」のプロデューサーAndrew Weatherallのプロジェクト。この名義はDub色が濃厚です。1993年。(→ iTunesStore / → Amazon)

新しい曲を選ぼうとするとジャンルの幅が広大すぎて収拾が付かなくなるので、ジャンルの起点になったような曲を中心に選びました。気付けば全て1990年〜1995年という90年代前半の作品ばかり。次点10選に関してはTechno Classics10選になりました。

選者の趣味嗜好は薄める、ジャンルの偏りは無くす、と、出来る限り客観的であることにつとめましたが、結果、色は…消せてないですね。でも誰が見ても「まぁ名曲ではあるな」と思えるような曲が選べたと勝手に自負して終了します。

Review : 2008年10月12日 21:55

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