2009年12月19日 23:59

カナダのミュージシャン「Final Fantasy」が日本デビューにあたって改名

バイオリンの憎いヤツ。

「Final Fantasy」はカナダ人Owen Pallettのソロ・プロジェクトで、バイオリンの弾き語りという面白いスタイルのアーティストです。2009年にはMIKAとPet Shop Boysのアルバムでそれぞれストリングスのアレンジを担当しています。

■ Final Fantasy 2004-2009(finalfantasyeternal.com)

I named the band Final Fantasy, as the experience–and the tone of the material–was reminiscent of the hours and hours I had spent as an adolescent playing those epic JRPGs. But the laws of trademark infringement exist for good reason, and so I am voluntarily retiring my band name. In the new year, my record Heartland is coming out, and it is my first to be released in many territories, including Japan. With this in mind, I feel it is in my own best interests to definitively distinguish my music from Square/Enix’s games. So, I am no longer playing shows as Final Fantasy.

「Final Fantasy」の名前は偶然の一致ではなくて、まさしくあのゲームの「ファイナルファンタジー」から取られたもので、上の改名理由の説明文の中でも、ゲームへの愛が語られています(他のインタビューでも「メチャクチャ凝ってて感動できる素晴らしいゲーム」みたいなことを言っています)。

ニューアルバム「Heartland」の日本盤がリリースされることになり、これが日本デビューとなるにあたって、スクエアエニックスとの間に発生する商標権の問題を避けるため、今後は本名の「Owen Pallett」で活動していきます、という内容です。

この元Final FantasyことOwen Pallettさんのゲーム趣味はファイナルファンタジーだけにとどまらず、Dungeons & Dragonsについての曲があったり、ゼルダの伝説についての歌詞があったり、マリオっぽい曲があったりします。音楽の内容も、ファンタジー系RPGの雰囲気にはまるようなテイストがあります。

自分のバイオリンの演奏のループを即興で重ねていくライブも凄く面白いです。Max/MSPを使っているそうです。

ニューアルバム「Heartland」は1月リリース予定。先行MP3「Lewis Takes Action」がサイトで配布されています(→Link)。

News : 2009年12月19日 23:59

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