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2008年06月16日 21:18
American Idol season7 考
アメリカのテレビ番組の話。
FOX JAPANでフィナーレが放送されました。一昨年に日本での放送が始まってから3回目のシーズンになりますが、今回はじめてメディアの放送前ネタバレを見ることなく、純粋に番組を楽しむことができました。今年のフィナーレのゲストはドナ・サマー、シール、ZZトップ、グレアム・ナッシュ、ジョージ・マイケル ...etc。
優勝はCookのほうのDavid。David Cookは頭髪の具合が「シンプソンズ」のホーマーっぽかったので、我が家では「シンプソンズの人」と呼ばれて親しまれました。勝ち抜くにしたがってどんどん髪型が格好よく成っていくのは、多分プロのスタイリストがどの段階かでちゃんと入るのでしょう。すばらしいプロの仕事です。
準優勝のDavid Archuleta、自分は決勝の初日(Last24)に歌われた、上の「Imagine」を聴いた瞬間にもう優勝決定だな、と確信してしまったものですが、先行逃げ切りできませんでした。彼はアップテンポな曲がまったくダメでした。
アメリカンアイドルを見て感心するのは、日本で「紅白歌合戦」や「夜もヒッパレ」あたりがやろうとしてできなかった「全世代対応型の音楽番組」として、アメリカンアイドルは見事に完成されているということです。実際、電話投票している層もティーンエイジャーからじいさんばーさんまで幅広いんだとか。演奏がフルバンド&生ストリングというのも現代となっては非常に貴重。そりゃ世界中で権利が飛ぶように売れるわけです(正確にはイギリスの「Pop Idol」が最初)。
影響力もすごい。アメリカでフィナーレが放送された週にはビルボードTOP100に11曲もDavid Cookの曲(iTunesで配信されたもの)が入っていたとか。また下のような話も。
■ クリス・コーネル、カバー曲「Billie Jean」が再評価される(Billboard STATION)
3月25日放送の米人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』で、挑戦者の1人であるデヴィッド・クック(David Cook)が、マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のヒット曲「Billie Jean」のカバーをパフォーマンスした事で、その翌日からクリス・コーネル (Chris Cornell)が話題の人となっている。 実はデヴィッドのパフォーマンスは、去年リリースされたクリスのソロ・アルバム『Carry On』に収録されていた同曲のカバー・バージョンと同じアレンジだった。そして、番組放送終了後にはインターネット上でクリスの「Billie Jean」が大きな話題となり、現在、同曲はiTunesのトップ・オルタナティブ・チャートで12位を記録している。
あとは、Paula Abdulのアルバムをいまだに愛聴するファンとしては、アメリカンアイドルの審査員という形で彼女が第二の全盛期を迎えているというのも意外というかなんと言うか。
「Vibeology」、歴史に残る迷作邦題「ヴァイブをちょうだい」。1991年に日本(横浜)に来たときのライブの映像で、たしかWOWOWで放送されたものですね。ステージのファッションもすごいけど、客席のファッションもすごい。この後に口パク騒動をおこして彼女はメディアからいったん消えるのでした。
Review : 2008年06月16日 21:18
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