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2012年11月19日 18:32
聴いてるとマイク・パラディナスの微笑みが脳裏に浮かぶ / Nebula Dance - Ital Tek
くらえ、星雲踊り!
Alan MysonによるプロジェクトItal Tekのニューアルバム。Planet µから。
前のアルバム「Midnight Colour」はもうちょっとバリエーションに富んでいて、今風なダンスミュージックのテイストを取り入れようという意図が随所から感じられたんですけど、今作はそういう配慮がいい意味で欠落していて、メロディー重視、ピンポイントを突き詰めた個性的なスタイルになっていて素晴らしいです。
リズムやテンポはダブステップやドラムンベースに近いですけど、リズムマシンそのまんま(っぽい)ドラムの音色だったり、全然"うねり"もしないし大してヘビーでもないベースだったり、まったく本格派じゃないところが好みです。シンセの音色も捏ねくり回されておらず、かなりストレートに耳に入ってきます。
今となってはPlanet µもかなり幅の広いカラーを持ったレーベルですが、この「Nebula Dance」は、聴いているとレーベル親分の微笑みが頭に浮かぶ、親分に勝るとも劣らぬ哀愁メロディーの洪水っぷりです。90年代のマイク・パラディナスの仕事を愛している者にはたまらない、懐かしのPlanet µ節がたんまりと味わえるアルバムです。
Review : 2012年11月19日 18:32
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