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2009年07月04日 18:06
トランスフォーマー/リベンジ(IMAX版)
「それはファーストクラスの映像体験」。日本国内の3劇場(箕面、菖蒲、川崎)でIMAX版が上映されています。
大ヒットアクション映画「トランスフォーマー」の続編。舞台はアメリカにとどまらず上海・パリ・ロンドン・エジプトと広がり、トランスフォーマーの数も大幅に増量しました。
ロボットのCGの迫力は堪能しましたし映画自体にも大満足しました。でも、2時間半は長い。エジプトに向かうあたりでちょっとウトウトきてしまいました。一作目でも感じたことですが、前半の軽い小ネタとか下ネタとか結構好きだったんですけど、後半になるにつれシリアスになってしまうのが自分の緊張感が持続しなかった原因だと思います。まぁストーリーにケチつけるタイプの映画じゃないですけど、盛り込みすぎてかえって単調に感じてしまう部分もありました。あと、せっかく魅力ある新ロボットをたくさん登場させたんだから、もっと出番をあげて欲しかったですね。バイクのトランスフォーマーとかもっと見たかったです。
さて、この「トランスフォーマー/リベンジ」は日本の3カ所の映画館で高画質高音質のIMAX版が上映されていて、その3カ所のうちのひとつが大阪箕面にあるシネコン「箕面109シネマズ」。6月19日にオープンしたばかり。せっかくなので、ちょっと遠出して見に行ってきました。
この「IMAXデジタルシアター」と従来の「IMAX」は厳密には別物なんだそうです。スクリーンはサントリーアイマックスシアター天保山にあるような特殊形状の巨大スクリーンではなく、シネコンの大劇場スクリーンくらいのサイズ。スクリーンの縦横のアスペクト比は、今作品は通常の劇場ではシネマスコープサイズ(2.35:1)で上映されているのに対して、IMAXデジタルシアターのスクリーンは、公表されていないので正確なところは不明ですが、印象としてはビスタサイズ(1.66:1)プラスアルファくらい(1.8:1くらい?)のサイズでした。
正直なところスクリーンサイズには「こんなもんか」とちょっと拍子抜けしましたが、いざ映像が映し出されると、周りの観客も身を乗り出すくらいの高画質に驚きました。最後のエジプトのシーンでは、岩の隅々までピントがカッチリあっていて、砂の一粒までわかるくらい(これはちょっと大袈裟か)はっきりくっきりメチャクチャきれい。ただ、劇場の傾斜がゆるいからかスクリーンの位置が低いからか、前の人の頭がスクリーンに被っていて邪魔でした。
そして、映像だけじゃなくて音もすごい。劇場内のどの位置の席に座っても同じように360度ぐるんぐるん音が駆け巡る音響設備だそうで、これはトランスフォーマーでフルに効果を発揮していました。
これらの「体験」に2,000円の料金ぶんの価値があるかとなると、映画の内容次第だとは思いました。このトランスフォーマーみたいにボッカンボッカンシャキンシャキンと音も画面も騒々しい映画にはぴったりでした(IMAX版のほうが戦闘シーンが少し長いらしい)。どの映画館でもこれが標準装備という日が早く到来してほしいものです。アメリカでは今作は4,234スクリーンのうち169スクリーンがIMAX版で上映されているそうです。
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Review : 2009年07月04日 18:06
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